ペアリングワイン

時間ないけどインスタントはイヤ!なときに重宝するシンプルパスタ

みなさん、こんにちは。最近、在宅で仕事をしていて、お昼ごはんを作ることが増えました。

毎日余裕がある訳ではないので、どうしても簡単に作れるものに偏ります。時間がないときには、インスタントのもので済ましてしまうこともしばしば。

手軽でそれなりに美味しいけど、頻度が多いとあまり身体に良くないかな…と僕と同じように気にしている人、いませんか?

そこで、今日はパパッと気軽に作れて美味しいパスタ、「マキアート」のレシピをご紹介します!

「マキアート」というのは、イタリア語で「シミのついた」という意味です。イタリアのバールやカフェでマキアートを頼むと、エスプレッソにフォームミルクを入れたものが出てきます。

コーヒーに乗せたミルクがシミのように見えるから、こう名前が付けられました。一方で、パスタ料理のマキアートは、プチトマトでシミを作ります。

具材はプチトマトとニンニクぐらいなので、本当にシンプル。ここにお好みでアサリを入れたり、モッツァレラチーズを入れたりしてアレンジすれば、無限にレシピが出来ちゃいますよ。

美味しいトマトは初夏にゲット!

ところで、夏のイメージの強いトマトは、実は梅雨に入る前が一番美味しいというのはご存知でしたか?

土中の水分を蓄えようとするトマトは、雨季になると必要以上に水を吸い上げてしまいます。

相対的な水分量が増えると瑞々しさは増しますが、味の濃度はやや落ちるのです。

最近は色々なトマトをスーパーで見かけるようになりましたが、時期によっての甘味や酸味にも注目すると、季節を色濃く感じ取れるかもしれないですね。

名店のシェフ直伝レシピを公開

それでは、本題の「マキアート」の作り方をご紹介しましょう!

ぼくが以前お世話になっていました、横浜の名店「ヴィノテカ・サクラ」の石橋シェフ直伝のレシピです。(動画は『フレッシュトマトのスパゲッティ」となっていますが同じ料理です)

▶︎レシピ動画はこちら

<材料(1人分)>
・スパゲッティ1.7mm…100g
・ニンニク…1/2片
・プチトマト…1パック
・エクストラヴァージンオリーブオイル…適量※シチリア産じゃなくてもOK
・バジル…1枝

① 鍋に通常よりも少なめのお湯を沸かし、湯量の1%程度の塩を加える。

② 沸騰したらパスタを入れ、ときどきかき回しながら茹でる。

③ ニンニクの芯を外し、みじん切りにする。

④ プチトマトはヘタを取り、半分に切る。

⑤ 刻んだニンニクをオリーブオイルで炒める。

⑥ ニンニクが軽く色づいたら火から外し、プチトマトとバジル、塩を加え、余熱で火を入れる。

⑦ パスタがちょうど良い硬さに茹で上がったら、直前に温めておいたソースと合わせる。

⑧ 水分量とオイルの量を見ながら手早く和えたら出来上がり!

おすすめのペアリングワインはこちらの3つ!

爽やかな味わいなので、白ワインがよく合います♪

お昼から飲んでも良い日なら、グラス1杯ぐらいは引っ掛けちゃいましょう。

▶︎グレコ・ディ・トゥーフォ(生産者:マストロベラルディーノ)

ナポリから内陸に向かうと、南イタリア・カンパーニャ州の名嬢地に辿り着きます。マストロベラルディーノは、この地域の重鎮として君臨する超実力派の生産者。

グレコ・ディ・トゥーフォはミネラル分をくっきりと感じる、清々しいワインです。ほんのりと柔らかい果実味がオリーヴオイルの香りと結びつき、トマトの甘味を引き出してくれます。

▶︎ガット・ビアンコ(生産者:フナロ)

ラベルの猫ちゃんが可愛い、シチリアのカジュアルなブレンドビアンコ。

シチリアの土着品種を絶妙なバランスで配合していて、夏のテラスにはぴったりの味わいです。

魚介との相性がとても良いので、ベースのレシピにアサリやツナなどを加えてみるのもオススメです!

▶︎スカッパレプレ(生産者:テヌータ・ディ・ビッビアーノ)

トマトにはサンジョヴェーゼも良く合います!「逃げる野うさぎ」というトスカーナの山を思わせる名のついた、淡いサーモンピンクのロゼワイン。

巨匠が手がけるロゼとして、イタリア本国でも定評のあるワインです。軽いスミレの香りにドライな酸味が特徴で、こちらも魚介の具材が入ると相性が増します。

ショートパスタにして春キャベツとペコリーノのアレンジ

最後までご覧いただきありがとうございました!

スパゲッティをショートパスタにしたり、このソースをカリッと焼いたチキンと合わせても美味しいので、ぜひ試してみてください♪

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村上 潤

株式会社クインディ 代表取締役/winetango公式ワインディレクター

都内や地元横浜のインポーター、レストランなどで研鑽を積み、2013年イタリア全土の数々のワイナリーを巡る旅へ。
各所のワインイベントに精力的に参加。自然体でワインと暮らす人々との出会いをきっかけに複雑に見えるワインを楽しさと共にシンプルに伝える事を目指す。
帰国し「ヴィノテカ・サクラ」で店長兼シェフソムリエとしての通算9年の勤務を終えた後、対面接客で伝えてきたワインの楽しみ方をより多くの⼈に伝えていくためワイン通販システム「winetango」を始動。2021年、飲食店の総合支援を目的とした株式会社クインディ設立。 村上 潤の記事一覧 

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