春が来ると巷では「ロゼ」の特集が増えますよね。本来「ロゼ」は季節問わず楽しめるタイプですが、やはりこの春色のワインは私達日本人の気持ちを上げてくれます。

この時期店頭、オンラインショップと多くの種類が出てくるのは嬉しいのですが、どれが自分の好みなのか、どのタイプが今晩の夕食に合うのかなど迷ってしまいませんか。

今回は、皆様に自分好みの春ロゼを見つけてもらうべく、おすすめをご紹介します。

春色ロゼの種類と美味しく飲むポイント

単にロゼといっても、品種や、国、製法などから色んな種類がありますが、まずは知っておきたいのはその製法です。代表的な製法とその味わいの特徴はこちらです。

【セニエ法】
赤ワインを作るときと同様、ブドウの皮ごとワイン作りをしていくので、果皮から濃厚な色が出ます。よって他のロゼの製法に比べて濃い色をしています。味もしっかりしていますよ。私はこのセニエ法のワインが好みです。

【直接圧搾法/ダイレクトプレス】
白ワインを作るときの様な製法です。ブドウの果汁のみでワインを作ります。淡いピンクがキレイな優しい味わいです。天気の良い日にベランダでグビグビ飲みたいタイプ。

【混醸法/ロートリング】
赤ワイン用のブドウと、白ワイン用のブドウの果汁を混ぜてワインを作ります。こちらも淡いピンク色で、優しい味わいです。

【ブレンド】
この名前の通り、色々ブレンドします。リキュールを添加することもあるようです。

そして忘れてはいけないのが、飲む温度。適温で飲むことが美味しく飲むポイントなのです。大体７℃～１４℃で冷やして楽しんでください。ワインクーラーなどで氷を入れる時は15分～30分、冷蔵後だと最低でも3時間位は必要です。

では具体的に、オススメの春ロゼをご紹介しますね。

オススメしたい旬のロゼ
①ドイツ

▶︎ベッカー プティ・ロゼ（桜ラベル）

ここ数年で人気も評価も急上昇中のフードリッヒベッカー。是非押さえておきたい1本です。ワイナリーは、ドイツとフランスの国境にあります。冷涼な場所でとてもきれいな酸と果実味が特徴です。

毎年、使用されるブドウ品種は異なるのですが、それもまた楽しいですよね。辛口ドライな仕上がりなので、料理と非常に組み合わせやすいです。

おすすめの組み合わせーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆イチゴとウォッシュ系チーズ（モッツァレラチーズや、ブッラータなど）の前菜
☆香辛料をきかせた餃子なんかも良くペアリングします。
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＊原産国：ドイツ
＊産地　：ファルツ
＊生産者：Friedrich Becker ／ フリードリッヒ・ベッカー
＊味わい：ミディアムボディ
＊品種　：ピノ・ノワール60％ ピノ・ムニエ20％ ポルトギーザー15％ ドルンフェルダー5％
＊容量　：750ml

オススメしたい旬のロゼ
②ハリウッドの人気女優さんがオーナーの爽やかロゼ

▶︎インヴィーヴォ X SJP サラ ジェシカ パーカー

大人気ドラマのハリウッド女優、サラ ジェシカ パーカーはワインのセンスもとても良いんです。そんな彼女がニュージーランドを拠点に素晴らしいワインを作るインヴィーヴォとコラボして、南フランス、プロヴァンスで作ったのがこちらのロゼです。

グルナッシュやサンソ―といったプロヴァンスを代表する品種のブレンドで、ランチタイムからグビグビ飲めてしまう、軽やかで、爽やかなロゼです。

ワイナリーの名前、インヴィーヴォはラテン語です。英語では「In the life」という意味なんだそうです。その名の通り、私達の日常にとても馴染むワインです。

おすすめの組み合わせーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆トマトやハーブ（ディル等）をしっかり使った、アクアパッツァ
☆魚介のハーブでマリネしたセビーチェ
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＊原産国：フランス
＊産地　：プロヴァンス
＊生産者：Invivo ／ インヴィーヴォ
＊味わい：ミディアムボディ
＊品種　：サンソー47.5％、グルナッシュ47.5％、シラー5％
＊容量　：750ml

オススメしたい旬のロゼ
③日本が誇るワイナリーより

▶︎中央葡萄酒 グレイス ロゼ

ご存じの方も多いかと思います。中央葡萄酒のグレースシリーズ。醸造責任者の三澤さんは日本が誇るべき女性醸造家です。丁寧に農園のブドウを育て、手間を惜しまない製法でロゼを作っています。

直接圧搾法、セニエ法で仕込んだロゼは濃厚でしっかりとした飲みごたえを感じられるはずです。このロゼに使われる山梨県の三澤農場「明野」は素晴らしい赤ワインも生み出しています。是非、この春は、日本ワインのポテンシャルを味わってみて頂きたいです。

おすすめの組み合わせーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆薬味（ミョウガやショウガ）をトッピングした和風ピザ
☆採れたて野菜のラタトゥイユ（新鮮な野菜の甘味、苦みがよく合います）
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＊原産国：日本
＊産地　：山梨
＊生産者：中央葡萄酒
＊味わい：ミディアムボディ
＊品種　：山梨県産 メルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン
＊容量　：750ml

オススメしたい旬のロゼ
④オレゴンという選択はいかがですか

▶︎ピノ・ノワール ロゼ イーラス

アメリカのワイン産地で真っ先に思い浮かぶのは、カリフォルニアですが、ワシントンやオレゴン、ニューヨーク等も、とても美味しいワインを作っているんですよ。

このイーラスは美味しいピノ・ノワールを作ることでオレゴンワインの中でも定評があります。カリフォルニアのようなどっしりとしたタイプというよりは、ブルゴーニュのように優しくエレガントな作りで、軽やかで、フレッシュな果実味を味わえます。

おすすめの組み合わせーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆イチゴや白桃のトッピングのブラマンジェ
☆玉ねぎとサーモンのカルパッチョ。レッドペッパーを添えて
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＊原産国：アメリカ
＊産地　：オレゴン州
＊生産者：ERATH ／ イーラス
＊味わい：ミディアムボディ
＊品種　：ピノ・ノワール
＊容量　：750ml

まとめ

いかがでしたでしょうか。春だから「ロゼ」というのも、どこかくすぐったい気もしますが、食卓が華やかになり気分も上がるので私はこの季節、ロゼを存分に楽しみます。

春から夏にかけては多くのインポーターさんからもロゼが多く紹介されていますので、この機会に好みのロゼを見つけてみてはいかがでしょうか。

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