ペアリングワイン

お家ワインのお供に手軽に買えるおすすめチーズ

ワインのお供といえばチーズ。専門店のチーズは種類も多くて味わい深いけれど、お家でカジュアルに楽しみたい時には近くのスーパーで手軽に買えるものがいいなぁと思います。

今回は、気軽にワインを楽しむぞ!という方にも、どんなチーズを選べばいいかわからない!という方にもおすすめの、手軽に買えるおすすめチーズをご紹介したいと思います。

アレンジ自在!万能選手「クリームチーズ」

クリームチーズはケーキなどお菓子にもよく使われるので、ご存知の方も多いですよね。モッツァレラチーズなどと同じ、「フレッシュタイプ」と呼ばれるチーズで、熟成をさせない製法で作られています。なのでクセがほとんどなく、ミルクの風味が優しい味わい。脂肪分が高いので濃厚ですが、さっぱりとした後味です。

ブロックタイプの方がコスパは良いですが、クリームチーズは開封後の保存期間が長くありません。私は少しずつ楽しみたいので、カットされたポーションタイプのものをよく購入しています。

◆おすすめの食べ方
甘いものが食べたい時には、クリームチーズに「はちみつ×胡椒」や「ドライフルーツ×ナッツ」を合わせて。塩気が欲しい時には、生ハムでクリームチーズを巻いたり、「だし醤油×カツオ節」や「わさび×海苔」をクリームチーズにかけてみるのもおすすめ。家にある食材や調味料をプラスする事で、色んな味わいが楽しめます。

意外な組み合わせにチャレンジ出来るのも、このチーズの良いところ。以前居酒屋さんで「いぶりがっことクリームチーズ」を和えたものを頂きましたが、こちらも美味しかった!クリームチーズが食材の持つ風味をクリーミーに中和していて、新たな発見でした。

泡、白、赤と様々なワインとのマリアージュに柔軟に対応してくれますが、個人的には冷たいチーズには冷たいワインが好みなので、スパークリングと合わせるのが好きです。

ぜひ自分好みのアレンジで、ワインとのマリアージュを楽しんでください。

濃厚な旨味でワインがすすむ「パルミジャーノ・レッジャーノ」

こちらはイタリアの代表的な「ハードタイプ」のチーズです。「パルメザンチーズ」と混同される方もいますが、2つの大きな違いは熟成期間にあります。

パルミジャーノは最低でも1年は熟成するという製造基準があり、一般的には2年熟成のものが多く出回っています。この他にも色んな製造基準をクリアしたものだけが、「パルミジャーノ・レッジャーノ」の名前を名乗る事ができます。

熟成に時間をかけることで、旨味成分をじっくりと引き出し、香り・旨味が強く、風味豊かなチーズが完成します。熟成年数が長い程、複雑な味わいになりますが、まず初めは2年熟成がおすすめです。

◆おすすめの食べ方
チーズ自体の香り、旨味がとても凝縮されているので、一番のおすすめはそのまま食べること。ただ、切り方をアレンジし、味わいの変化を楽しむことができます。

ボディのある赤ワインと合わせるのであれば、サイコロ状に切って、濃厚な旨味をガツンと楽しむ。噛めば噛むほど口に味わいが広がります。

反対に風味がやさしいものがお好きな方は、2mm程度の薄切りで。パンに削って、トースターで少し焼くのも美味しいです。王道ですが、ランブルスコとのマリアージュはぜひ休日のお昼に試して欲しいです!幸せな気分になれます。

とろとろを楽しめる「カマンベールチーズ」

最後は、「白カビタイプ」のカマンベールチーズです。今回おすすめするのは、スーパーでよく見る、雪印や明治などの国産カマンベール。これらはロングライフと呼ばれるもので、パッケージの裏面に「加熱処理済」などの記載があります。ロングライフチーズは、賞味期限を長くする為に、チーズに加熱処理をしています。加熱処理以降は熟成が進まないので、食べ頃の見極めもいらず、未開封であれば1年以上の保存期間と扱いやすいチーズ。クセの少ない、おだやかでクリーミーな味わいが特徴です。

◆おすすめの食べ方
価格も手頃なので、ぜひ色んな料理にアレンジしてみてください。チーズ上部の白カビ部分をそいで、レンジやトースターで温めれば即席「チーズフォンデュ」になります。(トースターやホットプレートで温める際は、カマンベールの周りをアルミホイルで包んでくださいね。)

ちなみに私はBBQでもやりましたが、かなり盛り上がりました!写真映えもするので、女子会の一品にもいいですね。またチーズを1口大に切って、アヒージョの具に入れるのもおすすめ。バケットとワインが進みます。

もしチーズが余ったら、パンにのせてトーストし、ハチミツをかけても素敵な朝食に。外側の白カビ部分は焼くと少し硬くなるので、食感が苦手な方は外側を切ってからのせると、なめらかな部分だけを贅沢に味わえます。

カマンベールは、白ワインでスッキリ味わうのも赤ワインでゆっくり味わうのも、どちらにも合わせやすいチーズです。

まとめ

今回は、ワインと気軽に楽しめて、残ったチーズも料理などに使いやすいものをセレクトしました。

スーパーなどで買えるチーズは、手頃なだけでなく、クセが少なく、食べやすいものが多いです。

チーズを食べ慣れていない方は、まずスーパーで買えるものから食べてみると、どんどん色んな種類にチャレンジしたくなるかもしれません。

ぜひお家ワインのお供にチーズを加えて、さらにワインを楽しんでもらえれば嬉しいです。

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sayuri

J.S.A.ソムリエ、チーズプロフェッショナル、調理師
美味しいワインと食事を楽しむ事が何よりの幸せ。
ワインとチーズの魅力を伝える為、ライターとして活動中。
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