ペアリングワイン

グルテンフリー!米粉料理とワインペアリング

最近、スーパーでも見かけるようになってきた米粉。米粉とはお米を細かく砕いて粉状にしたものです。

近年小麦粉アレルギーのある方だけでなく、グルテンフリーダイエットをしている人や健康志向の高い方のなかでもブームとなってきています。

さらに、ウクライナ情勢による小麦高騰が追い風となり、100%自給できる米粉はさらに注目の的に。そもそもお米が好きな日本人にとって、米粉独特のモチモチ食感も人気の理由です。

普段の料理にもスイーツにもお手軽に使える便利な米粉。今回はワインと一緒に楽しめる、米粉おつまみレシピや米粉スイーツレシピをご紹介いたします。

米粉で簡単おつまみ!
『バジル風味のマフィン・サレ』

サレ(salé)とは「塩」という意味。バター不使用、グルテンフリーでオイルを使ってふんわり仕上げる、塩味マフィンです。

中にチーズや野菜、お肉などを入れてパウンドケーキ型で焼いた甘くないお惣菜ケーキ。野菜たっぷりで大人のおつまみだけでなく、野菜嫌いのお子様にも喜ばれる一品です。

キッシュのようにブランチや軽い昼食、お酒のおつまみなどにできて一台焼いておくと便利です。マフィン型で焼くのでおにぎりのようにひとつひとつ持って食べれて、保存や持ち運びも楽にできます。

こういう小腹が空いた時に食べられるおやつ代わりになるものはありがたいですよね。

【材料】
マフィン6個分
パプリカ…1/2個
ベーコン…3枚
プチトマト…6個
クリームチーズ(お好きなチーズで可)…100g
バジル…30g
オリーブオイル…30cc
全卵…100g
砂糖…75g
米油…40g
豆乳…40cc
米粉…120g
ベーキングパウダー…5g
塩こしょう…少々

【作り方】
①野菜類、クリームチーズは一口大、プチトマトは半割り、ベーコンは薄切りにする。

②バジルとオリーブオイルを攪拌し、バジルペーストを作っておく。

③全卵と砂糖、米油、牛乳を混ぜる。

④米粉とベーキングパウダーを合わせ、①、②と絡ませる。

⑤丸型にいれる。プチトマトは上にトッピングする。

⑥オーブン180℃ 30分焼き、竹串で生地がついてこなくなったら出来上がり。

【このレシピに合うワイン】

▶︎トゥア リータ ロッソ デイ ノートリ

「トゥア・リータ」は1988年設立の家族経営の小さな家族経営のカンティーナ。

小さな醸造所なのでワインガイドの評価に左右されず、飽くなきワインの品質への追及によってトップ生産者としての地位をゆるぎないものとしています。

そんなトゥア・リータの美味しさを存分に知ることができるのがこのワイン。サンジョベーゼを中心にした軽めのボディで、バランスの良い上品な味わいとなっています。

マフィン・サレは、バジルとトマト、チーズを使ったイタリアンテイストのお惣菜になっており、トスカーナ地方を代表する赤ぶどう“サンジョベーゼ”のワインが、この味わいにしっかりと寄り添ってくれます。もちろんイタリアンの前菜との相性も抜群です!

原産国:イタリア
産地:IGTトスカーナ
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン30%、メルロ30%、シラー 20%、サンジョヴェーゼ10%、カベルネ・フラン10%
生産者:トゥア・リータ

おもてなし、お土産にも喜ばれるおつまみ
『ケーク・サレ』

フランス生まれの塩ケーキ、ケークサレ。「salé(サレ)=塩」の「cake(ケーク)=ケーキ」の意味で、中にチーズや野菜、お肉などを入れてパウンドケーキ型で焼いた甘くないお惣菜ケーキのことです。

パウンド型に成形して焼く、デパ地下にも売ってるヘルシーおやつです。材料を混ぜ合わせて具を入れて焼くだけなので、タルトを作って敷き込み、フィリングを別に作るキッシュよりかなり楽です。

思ったよりも簡単におうちでも作ることができます。見た目も華やかなのでお弁当やおやつ、おつまみだけでなく、お土産などおもてなしとしても喜ばれます。

ケークサレの具はなんでも良いのですが、やはりチーズが入るとコクが出てグッと味がまとまるので、チーズと具の相性を見ながら色々試してみると面白いと思います。

【材料】
パウンド型1本
ベビーチーズ…1パック
プチトマト…10個
ズッキーニ…1/2本
パプリカ…1/2個
ベーコン…3枚

・生地
米粉…100g
卵…2個
オリーブオイル(お好みのオイルでも)…60g
ベーキングパウダー…小さじ1/2杯
塩…少々
バター…少々
クッキングシート

【作り方】
①野菜とチーズを一口大に切る。プチトマトは半割り、ベーコンは棒状にカットする。

② ①の具材をベーコンから炒める。ベーコンの香りがしてきたらパプリカ、ズッキーニもいれ炒める。

③このあたりでオーブンを180℃に予熱しておく。

④生地を作る。ボウルに卵、オリーブオイル、米粉、ベーキングパウダー、塩少々の順にいれ、さっくりと合わせる。(生地が固くなるので混ぜすぎない)

⑤プチトマト以外の全ての具材を合わせる。

⑥パウンド型にバターを少し塗り、クッキングシートを貼る。

⑦生地を流し入れ、プチトマトを1番上にのせ、オーブン180℃で45分焼く。

【このレシピに合うワイン】

▶︎チャコリ・チャルマン

スペインと国境を接しているフランス南西部のバスク地方は、海と山の幸に恵まれ食文化も豊か。美食の街としても有名で世界中から観光客が訪れています。

そんなバスクを思い浮かべる代表的食材である、トマト、ベーコン、パプリカを取り入れたこのケークサレには、バスクで作られるブドウの発泡酒のチャコリがよく合います。

チャコリを現地のバルでオーダーすると、店員さんはグラスの20センチほど上から注いでくれます。香りを開かせてくれるこの注ぎ方は、チャコリの強いフルーティーでフレッシュな香りを開かせるだけでなく、微発砲の泡立ちを良くします。

そんなバスクの情景を感じながら、ケークサレをつまみにマリアージュを楽しんでみてください。

原産国:スペイン
産地:D.O.チャコリ・デ・アラバ
品種:オンダリビ・ズリ
生産者:アラバコチャコリーナ

混ぜて焼くだけ♪米粉で簡単フランス菓子
『ファーブルトン』

ファーブルトンは、プルーンを炊き込んだフランスブルターニュ地方の伝統菓子です。

カヌレとプリンの間のような、固めのカスタードクリームのような独特の食感で、温めても、冷やしても美味しいデザートです。

見た目は地味ですが、一度作るとクセになってまた食べたくなるシンプルなデザート。

近年フランスボルドー地方の焼き菓子、カヌレが日本でブームとなって、コンビニスイーツなどでも見かけるようになりましたが、個人的にはファーブルトンはカヌレの次のブームになるのではないかと予想しています。

【材料】
プルーン(種無し)…150g
ラム酒…大さじ2
米粉…60g
グラニュー糖…35g
卵…2個
生クリーム…150ml
牛乳…200ml

【作り方】
①オーブンは180℃に温めておく。型の内側に常温のバターを塗り、冷蔵庫で冷やしておく。

②ボウルに卵をまぜ、グラニュー糖、米粉をよく混ぜる。

③沸騰前まで温めた牛乳と生クリーム(80℃位)を少しずつ入れる。アルコールとバニラエッセンスを入れる。

④内鍋にプルーンをならべ、③を流し入れる。

⑤オーブン180℃で45分焼く。

⑥真ん中を竹串で刺してまだ液体が残っているようなら追加で10分以上焼く。

【このレシピに合うワイン】

▶︎シードル・ヴァル・ド・ランス オーガニック

同じ郷土同士のペアリングは、とっても相性が良いので、ブルターニュ地方の郷土菓子にはやはりブルターニュ地方のワインを合わせたいところ。

ブルターニュ地方は、フランスでも最も農業が盛んな地方で、ソバ粉料理とリンゴ加工品が長い間主な食事であり、小麦主食・ ワインというフランスの他地方とは異なる食文化が定着しています。

ミルクの風味とドライプルーン、コクがあり少しねっとりした甘味のファーブルトンに、すっきりと酸味のあるブルターニュ地方のリンゴ酒シードルを合わせることで、お菓子の甘みとリンゴの酸がよく合います。

原産国:フランス
産地:ブルターニュ
品種:リンゴ100%
生産者:ヴァル・ド・ランス

まとめ

いかがだったでしょうか。食糧の高騰によりより厳しくなっている日本の食事情。健康にもお財布にも優しい米粉を使ったレシピとワインのペアリングで、少しでも日常で贅沢を楽しんでいただけたら嬉しいです。

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深沢 あや

JSA認定ソムリエ
ホテルやレストランで主にフレンチの料理人として10年間経験を積み、フランスに3年在住経験あり。
去年よりフリーランス料理人として独立し、出張料理や料理教室、企業向けレシピ開発などを行う。
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