ペアリングワイン

秋の夜長に秋野菜とワインの簡単ペアリング

いよいよ秋がスタートしましたね。日中も過ごしやすい気温になり、朝晩は涼しい風を感じるようになりました。

季節が変わるとお料理のテイストも変えたいなと思う方も多いでしょう。特に実りの秋と言われるこの時期は美味しい食材が色とりどりです。

秋刀魚や鮭など魚介類も脂がのってくる頃ですし、きのこや根菜などの野菜もたくさん市場に出回ってくるでしょう。

さぁ、この記事をご覧になっている方はどんな秋の味覚をイメージしますか?今日は秋野菜とワインのペアリングをご紹介します。

「野菜が好き!」

「お家ワインで豊かな時間を過ごしたい」

「簡単料理で美味しくワインが飲みたい」

そんなあなたにオススメの記事です。

シーン別 秋野菜とワインの楽しみ方

食事はシーンによっても楽しみ方がありますね!秋は過ごしやすい季節ですので外の風を浴びながらゆっくりとワインを飲むのも心地いいでしょう。

「秋の夜長にゆっくりと赤ワインを、、」

「仲の良い友人を招いてホームパーティー」

「夕暮れからテラスで穏やかなひと時を」

このようなシチュエーションはいかがでしょうか??イメージするとワクワクしますね!

次は上記に挙げたシチュエーションに沿ってオススメの秋野菜とワインのペアリングをご紹介します。

秋野菜とワインのペアリング3選
①きのことスモークサーモンのマリネ×柔らかボルドー

お好みのきのこをマリネにしてスモークサーモンと合わせた簡単レシピ。

オリーブオイルとにんにくの香りがきのこの風味をより引き立て、さらに程よいスモークサーモンの脂がボルドーワインの深みと最高のマリアージュを奏でます。

▼材料(2人分)
※きのこはお好きなものでOK
エリンギ…25g
舞茸…25g
しめじ…25g
酒…小さじ1
オリーブオイル…適量
すだち…少々

〈合わせ調味料〉
にんにく…少々
酢…小さじ2
砂糖…小さじ1
醤油…小さじ1

▼作り方
① きのこは食べやすい大きさにカットする。
② 合わせ調味料をボールに入れ混ぜておく。
③ 熱したフライパンにきのこ類を入れて蓋をし、火にかけて蓋をし、火にかけて汁気がなくなるまで蒸す。
④ ③に合わせ調味料をいれ馴染ませ、ボールに出し粗熱を取る。
⑤ お皿にスモークサーモンと味を付けたきのこを盛り付け、仕上げにオリーブオイルを回しかけて輪切りのすだちを添えたら完成。

【この料理におすすめのペアリングワイン】

▶︎シャトー・サンクリット フッグ

原産国:フランス
生産地 : ボルドー
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン・メルロー
味わい:ミディアムボディ

◎おすすめポイント
きのこの香りと赤ワインの香りは似ているところがあります。こちらをポイントに組み合わせました。

質の高いカベルネ・ソーヴィニヨンが育った土地で生産された自然派ワインです。見事なバランスの渋みでスモークサーモンの脂との調和や軽いスモークな香りがマッチして美味しく召し上がることが出来ます。

②蓮根とチーズの蒸し焼き×コクありシャルドネ

みんな大好きなチーズと合わせて蓮根を美味しく食べる料理です。チーズと一緒に蒸すことで白ワインとのペアリングにバッチリです。

材料はシンプルですが、チーズの塩気で味もしっかりあります。驚きの美味しさにワインがついつい進んでしまう逸品です。

▼材料(2人分)
蓮根…2~3節
とろけるチーズ…適量
オリーブオイル…大さじ1
胡椒…少々

▼作り方
①蓮根は皮がついたままたわしなどでよく洗い、1~3センチ程度の暑さに切る。
②オリーブオイルをいれて熱したフライパンに蓮根を並べ、蓋をして弱火でじっくり15分程度焼く。
③裏返してさらに10分焼く。
④蓋を開けてチーズをのせ、再度蓋をして5分蒸し焼きにする。チーズがこんがりしてきたら胡椒をかけて完成。

【この料理におすすめのペアリングワイン】

▶︎デ・ローチ シャルドネ

原産国:アメリカ
生産地 : カリフォルニア
品種:シャルドネ
味わい:辛口

◎おすすめポイント
“アメリカのブルゴーニュ”と言われているロシアン・リヴァー・バレーという産地で造られた格式高いワインです。

少しコクがありチーズとの相性が良く、僅かなスパイスの香りがあるワインのため、料理の仕上げにかけた黒胡椒がお互いをより良くしてくれます。

③彩りピンチョス×オレンジワイン

天気のいい日は夕暮れからワインを片手に穏やかな週末を、、。なんてこともアリですよね。

ベランダにテーブルと椅子を用意してオレンジワインと秋野菜の彩りピンチョスのペアリングはいかがでしょうか?

オレンジワインなら爽やかで軽い口当たり、野菜との相性も良く素敵な夕方になるでしょう。気づいたら夕暮れで綺麗な月が見え始めるそんな贅沢な時間です。

ワインのお供は秋野菜を色々使ったピンチョスでどれを食べようか選ぶのも楽しみの一つです。

◎秋茄子とトマトの焼きピンチョス

▼材料(2人分)
茄子…1本
ミニトマト…7個
ベーコン(厚切り) …70g
オリーブオイル…大さじ1
塩胡椒…適量

〈タレ〉
ポン酢…大さじ1
オリーブオイル…小さじ1

▼作り方
①茄子は2センチの厚さ、トマトは半分、ベーコンをお好みの厚さに切り、オリーブオイルを敷いたフライパンにそれぞれ焼き塩胡椒で味をととのえる。

②下から茄子、ベーコン、トマトの順に載せ、上からピックで留めて、タレをかけて完成。

◎エリンギと生ハムのピンチョス

▼材料(2人分)
エリンギ…1本
生ハム…4枚
バター…小さじ1
塩胡椒…少々

▼作り方
①エリンギは縦に薄切りにし、フライパンにバターを入れて熱し軽く塩胡椒をしてソテーする。
②ソテーをしたエリンギと生ハムをピックで留めて完成。

【この料理におすすめのペアリングワイン】

▶︎ポデーリ ダル ネスポリ

原産国:イタリア
生産地 : エミリア ロマーニャ
品種:トレッビアーノ、ピノ ビアンコ、ソーヴィニョン ブラン
味わい:辛口・ボディ中口

◎おすすめポイント
オレンジワインは近年レストランやワインショップに顔を並べることが増えてきました。

白ブドウを使って赤ワインと同じ製法で造るオレンジワイン、白の要素も赤の要素もありますので、数種類を盛り合わせたピンチョスには最高のパートナーです!

フレッシュでありながら複雑味があり、筆者は野菜料理とオレンジワインのペアリングをとてもオススメしています。

おわりに

秋野菜とワインのペアリングはいかがでしたか?ちょうど今が秋野菜のベストシーズンなのでぜひ秋野菜を手に取ってお試しくださいね。

秋野菜とワインの組み合わせに新たな発見があることを願っています!

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Natsumi Sugimura

JSA認定ソムリエ

和食業態の飲食店でマネージャー兼ソムリエとして従事。焼鳥、割烹等、和の食材とワインを合わせたサービスをメインとして行う。
また、個人として「ワインを通じてお家時間を豊かにしたい」というテーマでワインと食事の魅力を伝え、ワインが身近なものになるよう活動中。 Natsumi Sugimuraの記事一覧 

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