ペアリングワイン

部位別 焼肉に合わせるならこのワイン!

今回は肉好き、焼肉好きには堪らない!焼肉に合うワインを部位別にご紹介します。「焼肉と言えばビールでしょ!焼肉にワインなんて、カッコつけたいだけでしょ?」という方も少々お待ちを。

焼肉にワインを合わせるのは、なにも高級焼肉店だけではありません。お家でも気軽に試していただけるペアリング・ワイン選びのコツをご紹介しますので、是非最後まで目を通してみてくださいね。

部位別、焼肉に合うワイン

それぞれのペアリングをご紹介する前に、なぜ「焼肉×ワイン」はおすすめなのか。その理由をお話します。

欧米肉料理の代表「ティーボーンステーキ」やアルゼンチン肉料理「アサード」、フランス南仏の郷土料理「牛すね肉のワイン煮込み」など、世界の牛肉料理とワインは切っても切れない縁で結ばれたペアリングです。

では、日本を代表する牛肉料理の焼肉(中には豚や鶏の部位もありますが)とワインのペアリングはどうでしょうか。

国産の牛肉は、外国産の牛肉に比べて「霜降り肉」など脂ののった肉質が多いのが特徴です。そのため、牛肉の脂質と旨味をうまく調和する要素(渋みや酸味)を持ったワインと相性が良いと考えられます。

では、実際にどんなワインが合うのか見ていきましょう!

焼肉 × ワインのペアリング

①カルビ
焼肉の定番といえば、やっぱりカルビでしょうか?脂がしっかり乗ったカルビには、タンニン(苦味成分)をしっかりと感じられるシラーがおすすめです。

シラーは、フランスのコート・デュ・ローヌ地方が原産の黒ブドウ。現在では世界各地で栽培され、産地によって味わいもさまざまです。

オーストラリアのシラーズのように、果実味、タンニンともにどっしりとボリューミーなものもありますが、カルビに合わせるならフランスのコート・デュ・ローヌ地方を代表するような、タンニン分が滑らかなシラーがおすすめです。

その理由は、ワインのボリュームが強すぎると、肉の旨味がワインの味わいに負けてしまうため。程良いシラーの渋みとカルビの脂の旨味が合わさることによって、脂質以外の肉の旨味をより感じることができます。

【おすすめのペアリングワイン】

▶︎Paul Jaboulet Aine Le Crozes Hermitage Les Jalets Rouge

ポール・ジャブレ・エネは、クローズエルミタージュを始めとするローヌ北部のAOCワインの生産者です。土壌の特質をワインに生かすため、現在はバイオダイナミック農法に基づいたワイン造りを行っています。

ワインの香りは、カシスやプラムのようなベリー系果実や黒胡椒のようなスパイシーさが特徴です。口に含むと、果実味と渋みを同時に感じますが、どちらも上品で主張が強すぎません。余韻にかけて、滑らかな口当たりにスパイシーさが加わります。

* 原産国:フランス
* 産地:コート・デュ・ローヌ
* 品種:シラー
* 容量:750ml

②ハラミ
脂身が苦手という方は、カルビをスキップしてハラミという方も多いかもしれません(私自身がその一人です(笑))。ハラミはカルビと比べて、赤身の多い部位。脂質を気にしなくていいので、その分、合うワインの幅も少し広くなります。

今回おススメするのは、GSMというフランス・ローヌ地方伝統のセパージュのワイン。GSMとはグルナッシュ、シラー、マルベック3つのブドウをブレンドさせたワインです。

現在では、世界各地で造られるこのスタイル、グルナッシュを主体とすることが多いため、シラー単一で造られるワインに比べ、やわらかさが増し、ベリー系の果実の豊満さを感じられます。やや甘口のタレと合わせると、さらにグッドペアリングとなります!

【おすすめのペアリングワイン】

▶︎TORBRECK Old Vines Grenache Shiraz Mourvedre

ご紹介するトルブレックは、オーストラリアの中で最もワインの歴史が古いと言われるバロッサ・ヴァレーを代表する生産者です。ワイン評論家ロバートパーカーお気に入りのワイナリーとしても知られています。

ワインの香りは、ブラックチェリーを思わせる、中間程度のボリューム感。味わいは、カシスやチェリーのような果実味とタンニンのバランスが良くミディアムボディ。白コショウやナツメグのようなスパイシーさも感じます。3種のブドウがブレンドされた複雑なワインの味わいが、ハラミを格上げしてくれます!

* 原産国:オーストラリア
* 産地:バロッサ・ヴァレー
* 品種:グルナッシュ、ムールヴェードル、シラーズ
* 容量:750ml

③タン塩
さて、カルビ・ハラミときたらもう一品の定番といえばタン塩ではないでしょうか?タン塩にレモンをギュッと絞れば、これまた最高のひと時ですね。

タン塩とのペアリングでおススメは、スパークリングワイン。柑橘系の香りが加わることで、後味が爽やかになり、よりタン塩を美味しくいただくことができます。

また、スパークリングワインはトースト香などの樽香がするものよりも、レモンやリンゴなどフルーティーでサッパリした味わいのものがおススメです。

「一品目はまずタン塩!」派の方、「少し落ち着いたころに、箸休めにタン塩」派の方、どちらにも嬉しいペアリングです。

【おすすめのペアリングワイン】

▶︎Ka Tahi Sparkling Sauvignon Blanc

ニュージーランドを代表するブドウ品種ソーヴィニヨン・ブランから造られるスパークリングワイン。シュワっと勢いよく泡が立ち上がると同時にグレープフルーツのような柑橘系の香り、メロンやグアバのようなトロピカル系フルーツの香りも感じられます。

さらに、ほんのりと青草のような香りも加わり爽やかな印象です。味わいはややドライで食中酒としてピッタリです。いつもより多めにレモンを絞ったタン塩に、爽やかなハーブ系香るソーヴィニョン・ブランのスパークリングワインを合わせれば、これだけでもう幸せな贅沢ペアリングです!

* 原産国:ニュージーランド
* 産地:ホークスベイ
* 品種:ソーヴィニヨン・ブラン
* 容量:750ml

まとめ

秋も深まる今日この頃。焼肉×ワインのペアリングでゆっくりと静まる秋の夜長を楽しみませんか?

高橋 宗子

【お家で楽しむワイン提案のワインエキスパート】
ニュージーランドワイン好きが高じて、ワイナリー・ブドウ畑巡りをする為ニュージーランドへ移住。
都内ワインインポーターにて星付きレストランにもワイン紹介をしてきた経験を活かし「お家でも気軽に楽しめるワイン時間」を提案しています。 高橋 宗子の記事一覧 

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