ペアリングワイン

1日の疲れを癒したいなら?コスパ最高なデイリーワインと簡単ペアリング

1日の疲れは蓄積されますよね。溜まってほしくない疲れは出来る限り1日の終わりにリフレッシュしたいものです。

問題は1日の終わりに家でどのように過ごすのか。ワインが好きな方は、ほぼ毎日飲む方も少なくないと思います。そんな方々へ、今回は毎日飲めるコスパが最高なデイリーワインをご紹介したいと思います。

さて、タイトルにもありますが、疲れを癒してくれるワインってどんなの?と思いますよね。重要なのは、糖度!疲れが溜まった時って自然と甘いものが食べたくなるのと同じです。その「甘い物」=「甘口ワイン」として考えるのがセオリーでもあります。

でも、意外と甘口のワインってお値段が高い物や、そもそも何が甘口ワインなのか分からないという方もいらっしゃると思います。

今回は高コスパデイリーワインをご紹介していきますので、是非ともこのワインを飲んで1日の終わりに脳も体もリフレッシュしていきましょう!

山形県 × デラウェア × 果物

1本目のワインは、こちらのワインです。

▶︎高畠ワイン 氷結搾り デラウェア

原産国:日本
産地:山形県
生産者:髙畠ワイナリー
品種:デラウェア
アルコール度数:9%
容量:750ml

日本・山形県のデラウェアを使用した白ワインです。このワインは何と言っても果実味の甘さが素晴らしい!1日で1本を空けるとなると、さすがに飽きてしまいますが、1日の終わりに締めの1杯と考えると最高なワインかと思います。

マスカットのような香りが非常に謙虚に現れているワインです。余韻に感じる少しの酸味が、果物を食べているときの後味に残る酸味を思い出させるような、そんなワインです。

こちらのワインには果物を使った料理とのペアリングをご紹介したいと思います。

リンゴのコンポート

ご家庭でも簡単に作れるリンゴを使ったコンポートです。甘口のワインなんだから、甘い物に合わせると飽きちゃうんじゃないの?と思われがちかもしれませんが、ワインの場合ですと真逆の意味になります。

「甘い物×甘口ワイン=同調」という考え方ですね。

煮詰めたリンゴの甘味がワインの甘味と同調して、余韻に残っていた少しの酸味が際立ち、なおバランスの良い味わいへと変化していきます。

ただ、甘いだけの味わいではないので、最後まで飽きずに味わうことが出来ます。また、1日の最後にはやはり疲れを癒すためにも甘い物が欲しくなりがちですからね。

脳の疲れを癒す意味でも、このペアリングはお勧めです。

【リンゴのコンポートのレシピ】

▼材料(2人分)
リンゴ:2個
白ワイン:300cc
蜂蜜:大さじ3杯
レモン果汁:適量

▼作り方
①リンゴを好きな形にカット。
②鍋に敷き詰め、白ワイン・蜂蜜を入れ落し蓋をし煮詰める。
③ほどよい柔らかさになったら盛り付けし、最後にレモン果汁を適量かける。

ドイツ × ドルンフェルダー × ビターチョコレート

次に紹介するワインはドイツのワインです。ドイツは甘口のイメージが強い生産国ですが、生産量で言えば辛口ワインの方が多いです。

しかし、輸出量の割合で言えば、甘口ワインの方が多いのです。その為か、ドイツ=甘口というイメージが勝手についてしまったんですね。

そもそもの背景としては、ドイツは北海道より北に位置し、かなりの寒さ!東京に住んでる方が、北海道に行って寒い!と言いますが、北海道の方はドイツに行けば同じことを言うでしょう(笑)

そんな寒い地域でブドウ栽培なんて向いているはずがありません。そんな地域だからこそ、逆に甘口ワインが珍しくもあり生産者は皆さん揃って甘口ワインを造ろうと必死になりました。その為、甘口ワインの評価が高かったのでしょうね。

必然的に甘口ワインの生産量も増えました。そのイメージが昨今も消えぬまま続いている訳ですね。(もちろん、ドイツの辛口ワインも素晴らしいワインが多いです!ドイツワイン大好きなんです!)

そんなことで、今回紹介するワインがこちらです。

▶︎アマリエ・ナーエ・ドルンフェルダー

原産国:ドイツ
産地:ナーエ
生産者:クロスター醸造所
品種:ドルンフェルダー
アルコール度数:10%
容量:500ml

甘口のワインであっても、少しばかり珍しい赤ワインの甘口ワインで、ドルンフェルダーという品種を使用しています。

この品種は果実味豊か、タンニンはほとんど感じられないほど滑らかな味わいが特徴的です。その為、甘口に向いている品種でもあります。エチケットも可愛いため女性の方は喜ばれますね!

そんなワインに合わせるおすすめは、シンプルにビターチョコレートです!

ビターチョコレートの中でも、例えばオレンジの風味が混ぜられている物などは、よりワインに合います。オレンジの果実味や酸味はワインに共通する味わいですからね。

ビターチョコレートの渋みはタンニンの渋みとも似ていると私は思います。分かりやすい表現であれば、どちらも余韻にのどが渇くようなイメージですかね。

シンプルに口中で混ざり合ったときにビターな味わいとドルンフェルダーの甘い果実味が実によく溶け合います。余韻の渋みや酸味までぴったり違和感なく溶け合います。

ずっと一緒に過ごしてきた家族のようなイメージで、非常に簡単にできるペアリングですが、満足度は高いと思います。

ドイツ × ゲヴェルツトラミネール × シャーベット

最後に紹介するワインは、またドイツです(笑)非常にドイツワインが好きなためご理解頂ければと思います(笑)

こちらは、ドイツワインの中でも、ゲヴェルツトラミネールの白ワイン用品種を使用したワインです。

▶︎ジョセフ・ドラーテン ゲヴェルツトラミネール カビネット

原産国:ドイツ
産地:ラインヘッセン
生産者:ジョセフ・ドラーテン
品種:ゲヴェルツトラミネール
アルコール度数:10.5%
容量:750ml

このワインは、リフレッシュという言葉がぴったり合うと思います。特徴的に感じる事が出来るライチの香り、全体的な香りの印象は甘口ワインですが、飲み口はドライさも感じるほど香りとのギャップを味わえます。

飲み口はドライですが、口中では果実味が爆発します。そしてシルキーな酸味が余韻に残り、すっきりとした印象に変わります。

ライチの香りが特徴的ですので、ライチのシャーベットに合わせればもちろん美味しく味わえます。

単純な考え方かもしれませんが、シンプルにライチのシャーベットに合わせれば、シャーベットが口の中で溶ける瞬間に感じるライチの味わいは一層深まります。

甘口ワインはキンキンに冷やして飲むイメージですが、このペアリングの場合、少し温度を下げた状態で飲むのがお勧めですね。より果実味の味わいが感じられます。

1日の終わりにさっぱりとしたペアリングは心身ともリフレッシュになりますね!

最後に

今回は1日の疲れをリフレッシュできるイメージのワインをご紹介しました。

私はレストラン勤務ですので、忙しい日は12時間ほど立ちっぱなしの日なども珍しくありません。

そんな疲れを明日に残さないためにも、気分ともにリフレッシュの為に1日の終わりに飲む甘口ワインは日頃より重宝します。

ライトダウンした部屋でゆっくり飲むワインは気分も落ち着いてまた明日頑張ろうと気持ちを切り替える役割も担ってくれますよ!

是非、皆様もその日の疲れはその日のうちにリフレッシュして、また明日から頑張ってまいりましょう!

《関連記事》
1,000円以下で買えるおススメ白ワイン7選
1,000円以下で買えるおススメ赤ワイン7選
3,000円以下家飲み最強ワイン〜白ワイン編〜
3,000円以下家飲み最強ワイン〜赤ワイン編〜
3,000円以下家飲み最強ワイン〜スパークリングワイン編〜

Fukase Takaya

東京都内レストランにてソムリエとして勤務。
ワインサービスに携わって9年目。
「ワインペアリングを通して日々の生活をちょっとだけ幸せに」を大事にし、初心者の方でも理解しやすくご紹介しております。
Fukase Takayaの記事一覧 

新着口コミ

もっと見る

ワインペアリングを楽しめるお店、レストランを探す

都道府県から探す