ソーヴィニヨン・ブランだけじゃない！ニュージーランドシャルドネの魅力と合わせたいお料理

by 高橋宗子

ワイン好きなら誰もが持つ「ニュージーランドワインといえばソーヴィニヨンブラン！」というイメージ。

それもそのはず、ニュージーランドで生産されるワインのうち85%以上はソーヴィニヨン・ブランから造られているんです。

そんなソーヴィニヨン・ブランの陰に隠れていますが、今回是非お勧めしたいのはニュージーランド北島、東海岸に位置する「ホークスベイ地方産のシャルドネ」。

実はニュージーランドの中でも生産量第2位を誇る、国内ではファンの多いワイン産地なんです。南半球に位置するニュージーランドでは赤道に近くなる北島の方が気候が温暖。特にホークスベイは日照時間が長い為、シャルドネの栽培に適した地域です。

また、1851年に設立されたニュージーランドで最も古いワイナリーの一つミッション・エステート・ワイナリーもホークスベイに存在しています。このワイナリーはエルトン・ジョンを始め著名なアーティストがコンサートを行ったことでも有名です。

ホークスベイシャルドネとベストマッチングなニュージーランド料理を3選、また日本にいながらも簡単に真似していただける簡単なレシピを合わせてご紹介します！

ホークスベイシャルドネと合わせたいお料理その1
「ニュージーランド産グリーンマッスルのクリーム煮」

言わずと知れた、ニュージーランドを代表するシーフード「マッスル」。日本ではあまり聞きなれない貝ですが、見た目はムール貝のようですが身がプリプリとしていて肉厚！ニュージーランドではスーパーで１kg1,000円以下で買えたりと家庭でも良く食べられる貝なんです。

もちろん酒蒸しにしても美味しいですが、シャルドネと合わせるならミルク煮がオススメです！

＜マッスルのミルク煮　簡単アレンジレシピ＞

日本でアレンジするのなら、ムール貝やホタテ（ベビーホタテ等リーズナブルなものでOK！）で代用できます。

（材料）
・ムール貝またはホタテ等…10個位
（貝ごと調理する場合は事前に塩水に漬けて塩抜きをしておきましょう）
・生クリーム…１００ｍｌ
・白ワイン…３０ｍｌ（料理と一緒に飲むワインを少し拝借）
・オリーブオイル…少々
・にんにく…1カケ
・塩胡椒 …少々
・パセリ（あれば）

（作り方）
① にんにくを薄くスライスし、オリーブオイルで香りが出てくるまで炒める。
② ①のフライパンへ白ワインを投入し「ホタテまたはムール貝」を入れ蓋をする。
※ムール貝なら貝が開いてくるまで蓋をしたまま待つ。ホタテの場合は全体にワインがなじむまで2，3分待つ。
③ ②のフライパンへ生クリームを投入。その後塩胡椒で味を整える。お好みでパセリをふりかける。

ホークスベイシャルドネと合わせたいお料理その２
「キッシュ・パイ」

ニュージーランドの家庭料理の一つでもある、パイ料理。またカフェ文化が根強いニュージランドでは、各カフェがオリジナルのキッシュ・パイをショウウィンドウに並べています。お家で作るには面倒なイメージを持たれがちですが、冷凍パイシートを使えば材料を混ぜて流し込むだけ！意外と簡単に作ることができます。

＜アスパラガスとズッキーニのキッシュ簡単アレンジレシピ＞

（材料）
下記は筆者がお気に入りのアスパラガスとズッキーニのキッシュの具材です
・冷凍パイシート…2枚
・卵…2個
・生クリーム…１００ｍｌ
・とろけるチーズ…３０ｇ
～お好きな具材～
・アスパラガス…６〜７本
・ズッキーニ…１本

（作り方）
① 冷凍パイシートを室温に戻しておく。オーブンを１８０℃に予熱しておく。
② アスパラガスの表面の皮をピーラーで軽く剥き、熱湯で２〜３分少し芯が残る程度にゆでる。ズッキニーは半月型に切って軽く炒める。
③ 卵、牛乳、チーズをボールに入れ混ぜ、塩胡椒する。
④ ③の卵液の中に痛めたズッキーニを入れる。
⑤ 解凍したパイシートを型に伸ばしフォークで軽く穴をあける。
⑥ ④の液をパイシートに流し込み、アスパラガスをトッピングする。
⑦ １８０℃のオーブンで２０～２５分ほど焼く。

ホークスベイシャルドネと合わせたいお料理その3
「ゴートチーズ」