ペアリングワイン

ニュージーランドの名物と楽しむソーヴィニョン・ブラン

ニュージーランドは北島、国内最長の川・ワイカト川ほとりに位置するハミルトン(Hamilton).。人口18万人ほどで、現在ニュージーランドの中で4番目に大きい都市でもあります。

ニュージーランド最大の都市オークランドから車で1時間半ほどで到着します。また埼玉県さいたま市と姉妹都市を結ぶなど日本とも交流があります。

ニュージーランドでも有数の酪農地帯で、街の真ん中を流れるワイカト川を中心に緑と融合するとてもきれいな街。そして、ここハミルトンは映画『ロード・オブ・ザ・リング』の撮影地にもなった場所なのです。

車で30分のど進んだところにある“ホビトン村”、ここでは実際に映画で使われていた建物などを見ることができます。ハミルトンは映画ファンが多く訪れる活気と自然も豊富にある豊かな街としてニュージーランドの産業を支えているのです。

このハミルトンのメインストリートには多くの飲食店が立ち並びます。その中で私が特に気に入った、常にお客様で賑わう地元の食材を使ったレストランでいただいた至福の1杯とお料理をご紹介いたします。

ニュージーランドの強い太陽を浴びた後は冷えたソーヴィニヨン・ブランを

ニュージーランドの太陽はとても強いです。たくさん観光をしてたくさん太陽を浴びた体は冷たいものを欲しているはず。

そこでキンキンに冷えた白ワインはいかがでしょうか?

このソーヴィニヨン・ブランはトロピカルフルーツの甘い香りとともにグレープフルーツのような爽やかな香りも鼻をくすぐります。

飲み口は少しの酸味にミネラル感、フィニッシュはライム。とてもクリアなみずみずしさを感じられるでしょう。

ドライビールに馴染みのある日本人にぜひオススメしたい、キリッとした爽やかで元気な白ワインです。温泉で火照った体に染み渡ること間違いなし。

▶︎ドッグ ポイント ヴィンヤード ソーヴィニヨン・ブラン

ニュージランドの南島の北にあるマールボロ。ワインが有名なニュージーランドの中でも特に有名なワインの産地です。

そこにある「クラウディベイ」というニュージーランドを代表するワイナリーで知識と経験を積んだ2人がドッグポイントを立ち上げました。

最初のヴィンテージは2002年。すぐに人気となったドッグポイントですが、今でもオーガニックの体制を維持しており、厳選されたブドウのみを使いワイン造りが続けられています。すべてのワインがビーガン、ベジタリアン、そしてグルテンフリーです。

甘くて栄養たっぷりのキングサーモンを合わせて

冷えた白ワインに合わせべき最初の名物はサーモン。サーモンは日本でも食べれるよ、と思われる方もいらっしゃるでしょうがニュージーランドのサーモンはキングサーモンという種類で、サーモンの中でも脂のノリが良く栄養価の高いサーモンなのです。

世界的に見るとキングサーモンは希少らしいのですが、ここニュージーランドでは一般的でスーパーでも手に入れることが可能です。

この脂ののったサーモンを、火が通るか通らないかくらいのギリギリに加熱した状態に調理、そしてそれがサラダも上に。なんて贅沢なのでしょう。

とろけるようなサーモンに酸味の効いたドレッシングが相性抜群。またケッパーの独特な風味がアクセントになりいくらでも食べられそうでした。

酸っぱめのドレッシングと甘いサーモン、そして冷えた白ワインを一口。口の中に幸せが訪れます。このサラダ、赤ワインだとドレッシングの酸と喧嘩してしまうと思うので、ぜひ白ワインを。

自宅で再現するならば白ワインビネガーに少し砂糖を入れてドレッシングを。お刺身用のサーモンを少し炙って合わせルト最高に美味しいと私の脳が教えてくれています。

もちろんこのレストランのようにサラダにしても。普通自宅にケッパーを置いているところはまずないでしょう。その代わり仕上げに黒胡椒をガリガリ振るとアクセントになること間違いなし。

ニュージーランドの爽やかなソーヴィニヨン・ブランは濃い味付けのラムもぴったり

ここニュージーランドは誰もが知っているであろう羊大国。人口よりも羊がいるのは有名な話ですね。ここのラムチョップがまた最高でした。

レアに焼かれたラムにとろみのあるソースがベストマッチ。そしてこのソース、聞いていないので実際のところはわかりませんが、日本人に馴染み深いあの黒い調味料。

そう、醤油を感じたんです!醤油を少しキャラメリゼしたような‥‥‥。またラムと共に出てきたマッシュポテトがとても滑らかで濃厚で、これだけで白ワインが進みました。

東京のスーパーにラムチョップが売っているのか、実は私、知らないんです。私は北海道出身なのでとてもラム肉が身近なのですが、東京はあまりメジャーではないですよね。

東京に住んでいたこともあるのですが、薄切りのラムしか記憶になくて。もしラムチョップが手に入らなくても薄切りのラムを醤油でソテーしちゃいましょう。

私の場合、ラムといえばジンギスカンなのですが、ここはグッと堪えて醤油を使ってみます。焼いたラムをお皿に取り出して、そのラムの脂が出たフライパンに醤油とお酒にみりんを煮詰めてソースを作りましょう。

イメージですが絶対合います。ワインにも絶対合います。ラム肉の下味には胡椒を多めに振るのが最高です。また、ラムを焼く時にバターを少し足すとコクが増してとても良いかと思います。

マッシュポテトはカロリーを気にせずバターをたくさん使って。中までしっかりを火を通したジャガイモにバターを大量投入。

そして温めた牛乳を少しずつ加えながら滑らかになるまでマッシュします。牛乳は沸騰させないように。

冷たい牛乳だとお芋がびっくりして硬くなってしまうので、必ず温めた牛乳を。少し手間はかかりますがその分美味しく出来上がりますよ!

FURNACE
150 Victoria Street Hamilton
+64 7 839 9099

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新宮

血液がワインでできている27歳。
銀座にてホステス5年半、現在はワーキングホリデー制度を利用し、ニュージーランドへ美味しいワインに出会う旅中。
ヴィンヤードでワインの苗を植えたり剪定したり、ワイナリーに行ってワイン飲んだりしています。 新宮の記事一覧 

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