ペアリングワイン

ほうとうに合うおすすめのワインはこれだ!

みなさんは、最近、山梨県へ行きましたか?

山梨県は、美しい自然と温泉、そして日本のワインの産地として知られており、その中でも「ほうとう」は有名な郷土料理のひとつです。

温泉に浸かり、観光を楽しみながら、地元の美食とワインを楽しむ旅行は、贅沢な時間を過ごすことができます。

今回は、山梨県への旅行気分を味わいながら、ほうとうに合うおすすめのワインをご紹介します!

さあ、美味しいほうとうと一緒に、おすすめのワインを味わってみませんか?

山梨県を散策

では、まずは山梨県をふらっと散策してみましょう。

山梨県は自然に囲まれた観光スポットが多く、日本でも有数の観光地です。その中でも、富士山は絶景の代表格。山梨県側から見る富士山は、断崖絶壁から突き出たような迫力ある姿が印象的です。

また、山梨県には数多くの温泉があり、中でも「ほったらかし温泉」はその名の通り、何もしなくても自然に身体を癒してくれて、大自然の中で温泉につかりながら、のんびりと時間を過ごすことができます。夜になると露天風呂から星を眺めることもできます。

源泉かけ流しの単純泉で、肌に優しく、温泉に浸かりながら山々の景色を眺め、自然と一体となってリフレッシュしたい方にはおすすめです!

続いては、「河口湖」も山梨県の魅力的な観光スポットの一つですね。湖畔には遊覧船や富士山を望む展望台など、多彩なアクティビティがあります。また、河口湖周辺では、富士山麓の豊かな自然に恵まれた食材を使用した地元の食事が楽しめます。

新鮮な野菜やそば、地元で採れた山菜や果物が使用された和食が人気です。スイーツ好きの方には「富士山パンケーキ」なんかもおすすめです。このパンケーキは、河口湖周辺のカフェで提供されており、富士山の形をした食べ応えのある一品です。

そして、山梨県は言わずもがな、ワインの産地としても有名です。山梨県は、日本ワインの生産量、ブドウ生産量ともに日本一を誇ります。

人気のあるワイナリーも数多くあり、特に「グレイスワイン」は、今世界的にも注目されています。

人気のワインは、なかなか手にすることができませんが、「グレイス エクストラ・ブリュット ブラン・ド・ブラン」などを見かけた際には即買いされることをおススメします!

ほうとうについて

山梨県を散策した後は、お腹も空いてくるので、料理について見ていきましょう。

山梨県の代表的な料理の一つには「ほうとう」があります。ほうとうは、山梨県を中心に食される郷土料理の一つです。

ほうとうは、太い麺が特徴的で、野菜や豚肉、カボチャなどを加えた具材をほうとう鍋という鉄鍋で味噌やだし汁で煮込んで食べます。

栄養価が高く、身体が温まるため、冬の鍋料理として親しまれており、野菜やこんにゃくといった具材もたっぷりと入っているため、ヘルシーな料理としても人気があります。

現在は、ほうとうを食べることができるレストランや、お土産用の加工品が販売されているほか、山梨県内各地でほうとうの食べ歩きが楽しめるイベントなども開催されています。

ほうとうに合うワイン

では、「ほうとう」と相性の良いワインはどんなワインでしょうか?

ほうとうは、味噌やだしで煮込んで作られるため、味わいは濃厚でコクがあり、複雑な味わいを持ちます。

ワインを合わせる際のポイントは、シンプルに、ほうとうの味わいに合わせてあげること。

例えば、味噌仕立てのほうとうには、コクのある赤ワインと相性が良く、醤油味のほうとうには、やや辛口の白ワインなどと合わせやすいです。

また、酸味があるワインとも相性が良いです。ほどよい酸味のあるワインは、ほうとうの甘味を引き立て、また、ほうとうに含まれる旨味との相性も良いため、食べ応えもアップします。

おすすめのワインとしては、同じ山梨県産の日本ワインで、赤ワインであればメルロー、白ワインであればシャルドネや甲州などはいかがでしょうか。

ほうとうの味わいを引き立てるワインがあれば、体も温まり会話も弾んで、食事の時間が楽しくなりますよ!ただ、食べ過ぎ&飲み過ぎにはご注意ください(笑)

ほうとうに合うおすすめワイン3選

それでは、地産地消を考慮した「ほうとう」に合うおすすめのワインをご紹介します!

▶︎モンデ酒造 モンテリア牧丘畑 メルロー

山梨県の笛吹市にある創業70年のモンデ酒造。こちらのワインは、標高600m、南斜面で日当たりがよい恵まれた畑から最上級のブドウを収穫して造られます。

ブルーベリーやカシスのアロマが豊かに感じられ、ほのかにスパイスのニュアンスや、バニラの香りもあり、爽やかな酸味、程よい柔らかさを持ったタンニンが特徴的です。

メルローの酸味とタンニンは、ほうとうのこくと甘みを引き出すため、一緒に味わうことで相性がさらに良くなります!

▶︎サントネージュ山梨牧丘倉科畑シャルドネ

続いては、山梨県甲府盆地に構えるサントネージュより。

「よいワインは、よいぶどうから」をモットーに、国産100%のブドウからワインが造られています。

こちらのワインは、日本産のシャルドネ種を100%使用。ブドウは酸化の影響を避けるために、夜間に丁寧に手摘みによって収穫されます。

ブドウ本来の香りを生かすために、短時間ブドウの果皮をブドウ果汁に浸漬させるスキンコンタクトが行われます。

また、発酵後には、シュールリー熟成、フレンチオーク樽での熟成を行うことで、酵母の旨みがワインに溶け込み、ほのかなトーストの香りも生まれています。

ワインは、白い花、花梨などを思わせる香りが感じられ、味わいはフレッシュな果実味に加え、綺麗な酸と旨味を感じるふくよかなボディがバランスよく調和しています。

ほうとうの旨味や甘みに、シャルドネの酸とやわらかい口当たりや豊かな風味がマッチします!

▶︎マンズワイン 甲州 醸し オレンジワイン

最後のワインはこちら。マンズワインの代表的なワインの一つであり、山梨県を代表する白ブドウ品種「甲州」100%で造られるオレンジワインです。

オレンジワインは、発酵中に白ブドウの果皮や種子を含めたまま醸造することで、果皮や種子に含まれるタンニンやポリフェノールがワインに溶け出し、特有の味わいを生み出しています。

熟したりんご、カリンなどの果実香に、白い花、丁子などのスパイスの香りが感じられます。果実味とほのかな甘み、ほど良い酸味と渋味が調和することで、ほうとうをはじめ和食全般に寄り沿ってくれます。

レッツゴー山梨!

山梨県を散策しながら、ほうとうとワインのペアリングについてお届けしました。

これから春を迎えると、桜が咲き、桃の花が咲くと街一面はピンク色に染まって桃源郷が出現します。

ぜひ、山梨県に旅行に行かれた際には、美味しいほうとうやワインと一緒に美しい自然も楽しんでください!

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ペアリングワイン編集長

小池智英
ワインや食を通じて人と人が繫がる活動を展開中。
J.S.A.ワインエキスパート/WSET Level3 ペアリングワイン編集長の記事一覧 

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