ペアリングワイン

アメリカで流行中!缶ワインのおすすめペアリング

(©Union Wine Company)

缶ワインの現状は?

缶ワインとは、いわゆる缶に入ったワインのこと。日本でも少しずつ販売されている缶ワインですが、その手軽さと新しい飲み方がヒットし、アメリカでは急速に市場が拡大しています。

アメリカのワイン専門雑誌WineSpectatorによると、2012年ではわずか200万ドル(約2億1千万円)だった缶ワイン市場が、2020年夏までに1億8360万ドル(約200億円)市場にまで成長しているとこのことです。

特に、未だ気軽にレストランでの飲食ができない状況のニューヨーク、ワインショップや飲食店のテイクアウトでも、缶ワインを目にする機会がぐんと増えました。

缶ワインと缶詰料理のペアリング

個人的に缶ワインを飲むときは、仕事で疲れて帰ってきた夜などに、グラス一杯のワインを飲みたい時。ボトルを空けるのは躊躇するし、料理を作るパワーもない。そんな時にぴったりなのが、缶ワインと缶詰料理です。

ちょっと手抜きをしたい日にぴったりの、とても簡単な缶詰料理と缶ワインのペアリングをご紹介します。

ロゼスパークリング缶ワイン×オイルサーディンの缶詰

数ある缶ワインの中でも値段とクオリティのバランスで気に入っているのが、オレゴン州ポートランドで「高品質なクラフトマンシップの缶ワイン」を作るワインメーカーUNDERWOOD。2019年に40万ケースの缶ワインを販売し、アメリカの缶ワイン市場を牽引する生産者です。日本にも一部のワインが輸入されています。

▶︎UNDERWOOD ROSÉ BUBBLES

原産国:アメリカ
生産地:オレゴン州
生産者:ユニオン・ワイン・カンパニー
品種:情報なし
容量:375ml

ピンクグレープフルーツの様な瑞々しさに、いちごの様なほんのり甘味を感じるスパークリングロゼワイン。アルコール度数11%とやや低めで飲みやすく、穏やかな酸味と優しい泡が心地よい、「缶ワインって美味しい」と思わせてくれるワインです。

このワインに合わせたのは、オイルサーディンの缶詰を使った簡単な1品。サーディンの上に、スライスした紫玉ねぎとパン粉をかけてオーブンでこんがり焼くだけです。(オーブントースターでも可)お好みでパルメザンチーズをかけても良いでしょう。

パン粉のサクサクした食感と、ワインの優しいシュワシュワとした泡が心地よい飲み口で、脂がのったサーディンにロゼの果実味がマッチして、これだけで満足感のある組み合わせ。しっかりと濃いピンク色が、見た目にも美しく癒されます。

缶ワインペアリングの魅力は

缶ワインと缶詰料理のペアリングの魅力は、なんといってもその手軽さでしょう。お手頃な缶ワインに、缶詰を使った簡単な料理を合わせるだけで、満足感を味わいながら一人でもワインと料理の楽しいひと時を味わうことが出来ます。

例えペアリングがうまくいかなかったとしても経済的ダメージも少ないで、ちょっとした冒険もできますよね。おまけに洗い物も少なく後片付けも楽なので、何かと忙しい年の瀬、仕事で疲れて帰ってきた夜や、一人で軽く一杯飲みたい夜におすすめです。

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Mari Nomura

JSA Sommelier / WSET Level3
日本の大手ワイン輸入商社にて営業職として勤務後、2019年よりアメリカ、ニューヨーク在住。
ニューヨークのワインと食のトレンドやマーケットについて現地の情報を発信している。
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