ペアリングワイン

今注目の缶ワインって?

皆さん缶ワインは飲んだことがありますか?

最近人気が出てきて、今やコンビニへ行っても4~6種類の缶ワインを目にすることが珍しくなくなりました。

仕事後に1杯だけ飲みたい時などボトルで開けてしまうと、3日後4日後には劣化が進んで美味しい状態で飲めないこともあるかもしれませんが、缶ワインですと量が少量なので飲み切ることができ、最近は品質も上がり缶の金属の風味が溶け出さずに、美味しい状態で飲めるよう進化しています。

バロークス

バロークスは、オーストラリアのバロークス社が販売する世界初のプレミアム缶ワインです!缶ワインを進化させた立役者的な存在です。

従来の技術では金属の風味が化学反応でワインに溶け出してしまったり、短期間で腐食してしまう問題がありました。

そんな長期間の品質保持が難しかった缶ワインですが、バロークス社は長年の研究と技術開発の末、缶の内面をコーティングするVINSAFE(ヴィンセーフ)という独自のパッケージシステムを考案し、プレミアムワインで高品質な缶ワインを世に誕生させました。

この画期的なヴィンセーフという技術は特許を取得してます。最長5年の保存が可能になりました。

バロークスはオーストラリアの銘醸地であるハンター・ヴァレーの優良ワイナリーと契約し、高品質なワインを生産し、マスター・オブ・ワインのピーター・スカダモア・スミス氏が監修しています。

革新的な技術とワインの高い品質は世界各地で賞賛を受け、ワインコンクールで400以上の賞を受賞。30ヵ国以上の市場で販売されています。

ラインナップは、スパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン全部で7種類と充実。スパークリングワインだけでなんと5種類もあります。各250mlの容量もチョイ飲みにちょうどいい量ですね。

スパークリングワインは、シャルドネとセミヨンのブレンドの白のスパークリングワインと、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラーズ、メルロをブレンドした赤のスパークリングワインと、シラーズ100%のロゼのスパークリングワイン、やや甘口のモスカートのスパークリングワインまで・・・。

私の一押しはシラーズを使ったロゼのスパークリングワインです。ワンランク上のスパークリングワインがプレミアムバブリーのシャルドネです。缶で楽しめるブラン・ド・ブランで、シャルドネを使用したクリーミーでリッチな味わいです。

白ワインは、シャルドネとセミヨンをブレンド、赤ワインはカベルネ・ソーヴィニヨン主体にシラーズ、メルロをブレンドしたミディアムボディ。

ここまで多種多様なラインナップを用意できるのは、オーストラリアが広大な国土でブドウ栽培地の多様性があり、生産主要品種が黒ブドウはシラーズ、カベルネ・ソーヴィニヨン、白ブドウはシャルドネ、セミヨンとなっています。

バラエティ豊かで高品質なブドウ栽培ができるためです。

フランシス・コッポラ ソフィア

映画監督のフランシス・フォード・コッポラがカリフォルニア州ナパ・ヴァレーでワインを造っています。

その監督の娘が同じく映画監督であるソフィア・コッポラです。「大きくなったら、君のためにワインを造ろう」と約束し、彼女の結婚記念に贈ったワインブランドが「フランシス・コッポラ ソフィア」です。

フランスのクレマンをイメージして作られており、ソフィアの希望どうりにガスが強くなく、フルーティーなスタイルで造られています。

スパークリングワインは、白とロゼの2種で、白はピノ・ブラン、リースリング、マスカットというユニークなブレンド。

フレッシュレモンやライムといった爽やかな柑橘系やアプリコットの香りに、洋なしやパイナップルなどの少し熟したニュアンスが感じられる、エレガントでミネラル感のある味わいです。

爽やかな余韻が特徴の、カジュアルに楽しめる辛口スパークリングワインです。ロゼはピノ・ノワールとシャルドネのブレンドです。フレッシュなイチゴや赤スグリ、サクランボに白い花やほんのり金柑やスパイスの香りがし、フレッシュで軽やか辛口だけれどもフルーティーで親しみやすい味わいが特徴です。

容量は各187mlで乙女ゴコロくすぐるパッケージが話題です。シャイニーなピンク色に、口紅が缶につかないでエレガントに飲めるようピンクのストロー付き!

4本入りの六角形でユニークなBOXもあり、女子会ウケ間違いなしです!

農業生産法人 株式会社GRA ミガキイチゴ カネット 白・赤

宮城県山元町のイチゴの高級ブランド「ミガキイチゴ」を使用した缶入りのスパークリングワインです。ミガキイチゴとは"食べる宝石"をコンセプトに生まれた、ブランドイチゴのことです。

2011年に起こった東日本大震災の津波により、約9割の農家が壊滅的な被害を受けました。震災の復興ボランティアとして発足した農業生産法人GRAによってこだわりたっぷりに造られています。

イチゴマイスターが完熟のタイミングを見極め、一番美味しい瞬間を逃さず丁寧に摘みとったイチゴを使っています。白と赤の2種類があり、白はイチゴ100%で、赤はイチゴに少し赤ワインを加えたものです。

容量は各290mlで、特徴としてはスクリューキャップなので、飲みきれずに残ってしまってもフタをして再び冷蔵庫に入れれば、 翌日も炭酸が抜けずに楽しむことが出来ます。

アルコール度数も8.5%と低く、イチゴを丸かじりしたかのようにフルーティーでやや甘口なので飲みやすくワインが苦手な方にもおすすめです!

缶ワインは少しだけ飲みたいときにも便利ですし、持ち運びも手軽で、旅行のお供に新幹線の中で飲んだり、グラス不要で、更にアルミは熱の伝導率が高いので氷水につけておけばすぐに冷えるのでお花見やピクニックなどのアウトドアシーンでも大活躍します。

便利な缶ワイン、是非試してみてください!

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Haruka Kageyama

JSA Sommelier
The Ritz Carlton Tokyo Azure45や、阿部誠氏が率いる「東京ぶどう酒店」、「サロン・ド・シャンパーニュ ヴィオニス」、フランスのシャンパーニュ地方ランス「Domaine les Crayéres」にて10年以上サーヴィス、ソムリエールとして働く。
現在様々な形でワインを広めるべく雑誌やウェブメディアにて執筆中。 Haruka Kageyamaの記事一覧 

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