実は幅広く使える「カリフラワーレシピ」とワインペアリング

by 高橋宗子

「白いブロッコリー」。小さな頃、食卓にあまり登場する機会がなかったカリフラワーのことをそんな風に呼んでいたことを覚えています。

ブロッコリーはサラダに、そのままマヨネーズにつけて。と日本の食卓でも登場回数が多い野菜ですが、カリフラワーというとまだまだ食卓のレギュラーメンバーとして加わる機会が少ない野菜ではないでしょうか。

私自身、日本ではわざわざスーパーで、カリフラワーを買ってくるということがなかったのですが、ニュージーランドのサタデーマーケットでは格安に手に入れることができたので、あまり馴染みのなかったカリフラワーを日常的に食べることが増えました。

今回は、ニュージーランドで教わったレシピの中で、これは日本人の口にも合うなと実際に感じたものを２つ、合わせて楽しんで頂きたいワインと一緒にご紹介していきます。

ワインのお供にも！食べ方色々カリフラワーレシピ
①焼くだけなのに美味しい
カリフラワーのスパイスオーブン焼き

ニュージーランドの家庭で良く食べられるのがオーブン料理。味付けして焼くだけなので、他の料理を作っている際に副菜として簡単に準備することができます。

▼材料（2人分）
・カリフラワー…1/2房
・オリーブオイル…大さじ3
・カレー粉…大さじ2
・クミン…あれば小さじ1
・パン粉…大さじ3
・塩コショウ…少々

▼作り方
① カリフラワーは適当な大きさにカットする。
② ①のカリフラワーにオリーブオイルをまぶす。
③ パン粉、カレー粉（あればクミンを入れるとさらにスパイシーさが増します）、塩コショウを混ぜ合わす。
④ 220℃に熱したオーブンで15分程焼く。

（合わせて楽しみたいワイン）

▶︎Cellar Selection Merlot & Cabernet Sauvignon

少しスパイシーに仕上げたこのオーブン焼きには、気持ちボリュームのあるワインを合わせて楽しんでいただきたいです。スパイスをワインが程よく調和してくれ、相乗効果でペアリングを楽しんでいただけます。

* 原産国：ニュージーランド
* 産地：ホークスベイ
* ワイナリー：ヴィラマリア
* 品種：メルロー53％、カベルネ・ソーヴィニヨン37％、マルベック10％
* 容量：750ml

（ワインの特徴）
2015年から5年連続で、世界で最も賞賛されるワイナリー50に選ばれたニュージーランドを代表するワイナリー、ヴィラマリア。プラムやカシスの果実のアロマにドライハーブのニュアンスが加わります。ミディアムボディですが、しなやかなタンニンと酸がバランス良くエレガントな印象です。

②とろーりホクホク！チーズとカリフラワーのコロッケ

カリフラワーは熱すると、ほくほくとした食感が楽しめる野菜です。チーズとの相性が良く、コロッケにするとホクホク感とトロ～り感が同時に楽しめる堪らない一品です。いつものコロッケにマンネリを感じている方に是非試していただきたいです。

▼材料（3-4人分）
・カリフラワー…一房
・牛乳…200ml
・小麦粉…大さじ６
・バター…25g
・とろけるチーズ…50g
・卵…1個
・パルメザンチーズ…25g
・パン粉…50g

▼作り方
① カリフラワーを2,3分程柔らかくなるまで茹でる。
② ①の粗熱をとり、3,4mm角のみじん切りにする。
③ 鍋に、牛乳・小麦粉・バターを加えダマにならないように熱する。
④ ③に粘性が出てきたら②で粗みじんしたカリフラワーを入れ混ぜる。
⑤ ④をバットに取り出し、1時間～半日冷蔵庫で休める。
⑥ 卵をボウルに割り入れ、パルメザンチーズとパン粉を混ぜ合わせパッドに用意しておく。
⑦ ⑤で休めたタネを取り出し、俵型に成形し⑥の卵液につけパン粉をまぶす。
⑧ 180℃に熱した油できつね色になるまで揚げる。

（合わせて楽しみたいワイン）