「ワイへケアイランド」ってどんなところ？

ワイン好きの皆さん「ワイへケアイランド」というワイン産地、聞いたことありますか？

「ワイへケアイランド（Waiheke Island）」とはニュージーランド最大の都市オークランドからフェリーで約４０分で行ける小島のことです。

【ワイへケアイランド ワインの特徴】

（ブドウ品種）
・カベルネ・ソーヴィニヨン×メルローのボルドーブレンドのエレガントな赤ワインが有名。
・シラーやシャルドネ、モンテプルチアーノ、ピノ・グリなどバラエティに富んだぶどうを栽培しており質の高いワインが造られている。

（気候、産地の特徴）
海に囲まれたワイへケアイランドは海風が夏の気温上昇を和らげ、本土と比べても穏やかな気候として知られています。この穏やかな気候は収穫時期にも続き他地方と比べても、熟成期間が延びブドウを熟成させるのに適しています。

島に一歩降り立った瞬間から、オークランドから４０分とは思えないほどゆったりとしたニュージーランドらしさを感じることが出来ます。ニュージーランドへいらした際は是非訪れていただきたいオススメのワイン産地です。

島中は小高い丘に囲まれ、坂道が多いので徒歩で回りきるには少し大変ですが、ワイン好きでなくてもバイクを借りてサイクリングを楽しんだり、トレッキング好きなら歩いて島を散策するのもとってもオススメです。

島中には約３０軒のワイナリーがあり、どこも大きなワイナリーではありませんが質の高いワインを生産するブティックワイナリーが揃っています。私が訪れた際は、ワイナリーツアーに参加し３件のワイナリーと１件のオリーブオイルファクトリーを巡りました。

どのワイナリーも初めに、２〜３種類のワインテイスティングをさせてくれ、別途頼みたい場合は実費（ツアー特別料金で１杯５００円位）でオーダーするスタイルでした。

また、３件ともワイナリーのスタッフさんが飾らず自然体でチャーミングで魅力的でこちらまで笑顔になってしまいます。（私がワイナリー巡りが好きな一つの理由は、ワイナリーで働く人達が本当にワインが好きでキラキラした笑顔でワインの事を教えてくれるからこそです。）

ワイナリー直伝、是非試して欲しいペアリング

ワイナリーツアー参加時に教えて貰った「ボルドーブレンド（カベルネ・ソーヴィニヨン×メルロー主体）」ワインに合うペアリング２選をご紹介します。

①「ボルドーブレンド」 × チョコレート

これは、言わずと知れたベストペアリングですが、筆者がこのペアリングをする際に考えていることはブドウの比率によってチョコレートの味わいを少し変えること。

例えば、カベルネ・ソーヴィニヨンの比率が８０％以上なら「ダークチョコレート」を選んでみたり、メルローが少し多くブレンドされているようなら「少し甘みを感じるテイストのチョコレート」、カベルネフランもブレンドされているなら「ドライフルーツが入ったチョコレート」でテイストを変えてみるといった具合です。

一口にペアリングといってもワインも食材も三者三様。自分の好みを見つけて楽しみましょう！

②「ボルドーブレンド」× ドライフルーツとウォールナッツのラム酒漬

こちらはワイナリーのテイスティング時にハッとさせられる程、筆者が気に入ったペアリングです。

たまにお菓子やパンに入ったラム酒漬けのドライフルーツを食べることはありますが、このラム酒漬をそのままワインに合わせても最高のペアリングなんです！

レシピも簡単、材料をただラム酒に漬けるだけなので皆さんも是非一度お試しください。

▼材料（５００ｍｌ瓶 /１個分）
１～２人で週に１度頂いても、１ヵ月半は持つでしょう。
・ラム酒…２００ｇ（材料がひたひたに浸るくらい）
・くるみ（お好みのナッツを加えてもOK！）…１００ｇ
・ドライプルーン（その他お好みのドライフルーツもOK！）…５０ｇ
※ドライフルーツがシュガーコーティングされている場合は熱湯でコーティングを落としてから使う

▼作り方
① クルミを香ばしさが出るまでフライパンで乾煎りする
② ①のクルミとドライフルーツ、ラム酒を空き瓶に入れ１週間ほど待つ

ラム酒に漬けていますので、半年ほどは保存が可能ですが出来るだけ早くお召し上がりください。

もちろん、そのまま頂いても美味しいラム酒漬けですがチーズと合わせたり、アイスクリームと合わせて自家製ラムフルーツアイスクリームとして頂くのもオススメです。

おすすめ「ワイへケアイランド ワイン」

最後に、おすすめ「ワイへケアイランド ワイン」をご紹介します。

▶Goldie Waiheke Island Merlot/Cabernet Goldwater Wines

日本からも買える数少ないワイヘケアイランドワイン。「カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン」のボルドーブレンドです。

プラムや赤い明るい果実やハーブ、オークの香りが感じられ、味わいは柔らかく余韻まで品のある味わいが続きます。

今宵はニュージーランドのボルドーブレンドで少しリッチな気分を過ごしてみてはいかがでしょうか。