デートにも♡イタリアンレストランのワインマナーとは?
自宅でワインを楽しむ分には良いけれど、レストランや会食などフォーマルなシーンだとひと目が気になりますよね。
「普段通りにワインを飲んでいいの?」「これってマナー違反?」とワインマナーが分からず悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、イタリアンレストランでかっこよくスマートにワインを飲むための「ワインマナー」をご紹介します。
マナーを押さえておけば、食事相手に好印象を与えることができますよ。
「意外と知らない!」基本的なワインマナー
まずは、基本的なイタリアンレストランでのワインマナーをご紹介します。入店後、テーブルに着いてから食事が出てくるまで、順番に見ていきましょう。
①食事に合うワインを選ぶ
まずはワイン選びから。イタリアンレストランでは一般的なレストランと同じく「フルコース」が用意されていることがあります。
アンティパスト(前菜)→プリモ・ピアット(一つ目のメイン)→セコンド・ピアット(二つ目のメイン)→サラダやチーズ→ドルチェ(デザート)
以上が多くのイタリアンレストランが採用しているフルコースです。中には品数を増やしたり独自のメニューを持つレストランがあったりします。
この中で、
■アンティパスト
■プリモ・ピアット
■セコンド・ピアット
それぞれに合うワインを選ぶ人がほとんど。前菜であるアンティパストは野菜、ハムなどの軽い肉料理、チーズがメインなので白ワインがおすすめです。
プリモ・ピアットはパスタやリゾットなどの炭水化物。同じく白ワインを選ぶ方もいれば、チーズの入ったパスタなど濃厚な味わいに合わせて赤ワインを選択する方もいます。
セコンド・ピアットはメイン料理。肉料理か魚料理のどちらかが登場するため、それぞれに合わせたワインを選ぶのがマナーと言えるでしょう。
②テイスティングワインのマナー
テイスティングワインとは、選んだワインに問題がないかどうか確認する目的で行います。テイスティングでは、
・選んだワインであるか、ラベルをチェック
・ワインの色や香りなど品質をチェック
この2点を見るのがマナーです。「テイスティングしてからワインを変更する」のはマナー違反。特に問題がなければソムリエに「大丈夫です」「結構です」と伝えましょう。
ちなみにテイスティングをするのは、女性ではなく男性が一般的。スマートにエスコートしてみてくださいね。
③乾杯のマナー
テイスティングが終わったらいざ乾杯です。ここでは、グラスを持ち、胸の高さまで上げて「乾杯」と相手の目を見て言うのが基本的なマナー。ワイングラスをぶつけて音を出す人も多いのですが、実はフォーマルな場では適していません。会食のときなど、知っておくと便利ですね。
④おかわりのマナー
ワイングラスのワインが残り少なくなったら、注ぎ足しておかわりをします。イタリアンレストランに限らず、レストランでは基本的に「男性が女性にサーブする」「自分でサーブしない」のがワインマナー。
男性がおかわりしたい場合は、ソムリエやサーバーに注いでもらいましょう。おかわりは「注ぎ足しをしていいの?」「全部空になったら?」と不安に思う人も多いですよね。イタリアンレストランでは、残り1/3になったら注ぐことがほとんどです。
実際のイタリアンレストランに聞いてみた!ワインを楽しむためのマナー
基本的なワインマナーを見てみると「難しい」と思う人も多いはず。しかし、実際のイタリアンレストランを経営するシェフに聞いてみると「イタリアンはワインと食事を楽しむべき。マナーは最低限でOK」との回答でした。
ここからはシェフに教えてもらった「ワインを楽しむためのマナー」をご紹介しましょう!
①ワイングラスの持ち方
厳格なワインマナーだと、ワイングラスのボウル部分を持つのがセオリーです。しかしボウル部分を持つとワインに熱が伝わってしまい、おいしく飲めないことも。そのため、グラスの脚であるステムを持ち飲んでみましょう。見た目に優雅さが出るそうです。
②ワイン選びはお任せしてみて
「食事に合うワインを選ぶのがマナー」といっても、産地や時期によってワインの風味は異なり、完全に相性の良いセレクトをするのは至難の業です。そこで、ソムリエやサーバーなどレストランの方におすすめを聞いてみましょう。「辛口・甘口など好みの味」と「予算」を伝えればワイン選びは迷わないはず!試してみてくださいね。
③ワインを注ぐのはボウルが一番膨らんでいるところまで
もし女性にワインをサーブする機会があれば、「ワイングラスのボウルが一番膨らんでいるところまで」を目安に注いでみてください。ワインは少なすぎるとワインの温度が上がり風味が落ちてしまい、多すぎるとワイン本来の味が広がりにくくなります。
女性必見のワインマナー
女性ならではの悩みが、「ワイングラスに口紅が付いたとき、どうすればいいの?」というもの。体験したことのある人もいるのではないでしょうか。
まずは、食事の前に軽くリップオフするのをおすすめします。もしワイングラスに口紅が付いたら、人差し指と親指の腹でぬぐい用意されたナプキンで拭き取りましょう。
口紅が付くのは防げないため、そこまで神経質にならなくても大丈夫です。
イタリアンレストランのワインマナーは「食事を楽しむ」のがベスト!
「イタリアンレストラン」というと敷居が高くマナーも厳密に守らなくては、と思われがちですが本来のイタリアンとはカジュアルに楽しめるものなのだそう。最低限のマナーさえ守れば、あとは食事を楽しむことに専念しましょう!
ワインマナーには「ワインをおいしく飲むためのマナー」があるので、家庭で過ごす晩酌の際にもぜひ活かしてみてくださいね。
フリーライター
実家は個人経営イタリアンレストラン。
シェフの娘ということもあり料理は得意!父から教わった料理とワインで、日々晩酌を楽しんでいます。好きなペアリングはすき焼きと赤ワイン。
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