ペアリングワイン

中華に合うワインはどれ?3種類のぶどう品種を徹底検証!

「ワイン」と聞くとフランス料理やチーズを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

しかし、最近では「中華料理×ワイン」という組み合わせもよく見かけます。すっかりメジャーになってきているので、中華料理のお店でペアリングを楽しんだことのある人もいらっしゃると思います。

今回の記事では、中華に合うワインとして、よく登場する白ワインの「3つのぶどう品種」ごとに分けて検証をしてみました!中華が好きな方も白ワインが好きな方も、ぜひ最後までご覧ください。

なぜ中華にワインが合うのか

そもそもなぜ中華にワインが合うのでしょうか?まずは根本的な疑問をいくつかの理由から探っていきたいと思います。

【理由① スパイスをたくさん使う】
中華料理と言えば切り離せないのは「数々のスパイス」ですね。五香粉(ウーシャンフェン)のようなミックススパイスから花椒(ホアジャオ)のようなぴりっとしたスパイスまで様々です。

◎五香粉(ウーシャンフェン)
中国の家庭でもよく使われるミックススパイス。材料は八角に、シナモン、クローブ、山椒、陳皮など、多数の調味料を組み合わせています。ちょっとした炒め物や煮物に使用することで、グッと深い味わいを出すことができます。

◎花椒(ホアジャオ)
四川料理でおなじみのスパイス。四川風麻婆豆腐には、欠かせない「花椒」です。材料は、山椒の実。独特の香りと、ピリッとした刺激がやみつきになる食材です。

【理由② 多彩な食材を使う】
中華料理は食材も豊富です。広大な土地の中で磨き上げられてきた中華料理には、地域ごとにさまざまな料理があります。海に近い上海料理は業界をふんだんに使った料理が多く、内陸の北京料理では肉類が多く使われているなど、広大な土地ごとにさまざまな料理や食材があります。そして、たくさんの食材があることで、ワインに合う食材も多いです。

【理由③ モダンなスタイルの中華もある】
中華料理のイメージというと「大人数で大皿で大盛り」のイメージがありますが、現在のスタイルは「一皿ずつ小盛り」が主流になり、品数も増えています。

味わいの軽いものからしっかりしたものまで、フレンチのように提供されるレストランも増えています。

そのおかげもあり、昨今の中華料理レストランではワインペアリングを楽しむ機会も増えてきたように思います。

①リースリングを検証

リースリングは、ドイツを代表する白ワイン品種。いまではニュージーランドやアメリカなどの世界中で作られています。高い酸味と豊かな果実味があり、洋梨やハチミツなどの風味を持っています。

上品な味わいのワインに仕上がることが多いです。極甘口から辛口、またはその中間ほどの甘みを持ったワインなど、さまざまな甘味レベルのワインが作られています。

▶︎チャールズ・スミス ”カンフー ガール” リースリング

カンフーガールは、中辛口(オフドライ)の口当たりの良いワイン。リースリングのみで作られたとても飲みやすいワインですが、しっかりと緻密に作られた印象も持ち合わせています。毎年、有名ワイン評価誌から90点以上の高得点を得ていることからも高品質なワインであることが伺えます。

原産国:アメリカ
産地:ワシントン
品種:リースリング
容量:750ml

海老のチリソースとワインのペアリング

<検証結果>最高に合う

海老の甘みとワインの甘みがベストマッチ。リースリング独特のオイリーなタッチが海老の旨味を引き出している印象。チリソースの甘辛な味わいもワインがきっちり包んでくれます。ぜひ、試してもらいたい組み合わせです。

②ミュスカを検証

ミュスカは、フランスをはじめイタリアやドイツなど世界中で作られているぶどう品種。日本では食用のマスカットとしても有名です。

マスカットそのものの香りやメロンなどの香りもある爽やかでみずみずしい印象のワインを作ります。極甘口から辛口まで幅広く作られているのも特徴的です。

▶︎マルセルダイス スプリング

フランス・アルザスの巨匠「マルセルダイス」が作り上げるピュアで爽やかなミュスカ。ほんのりと優しい甘みを残して作るスタイルからはダイス節をしっかりと感じます。オフドライながらまさにフレッシュ&フルーティーなワインです。

原産国:フランス
産地:アルザス
品種:ミュスカ・ダルザス50%、ミュスカ・オトネル50%
容量:750ml

酢豚(パイナップル入り)とワインのペアリング

<検証結果>絶品の組み合わせ

ほんのり黒酢を使った酢豚をペアリング。黒酢の酸味やパイナップルとミュスカが好相性。より爽やかに酢豚をいただくことが出来ます。豚肉の優しい味わいとワインの優しい印象もとてもマッチしています。

③ゲヴュルツトラミネールを検証

ゲヴュルツトラミネールはとても特徴的なぶどうです。ライチやバラのような独特で強いフレーバーがあります。

それだけでなく「ゲヴュルツ」=「(ドイツ語で)スパイス」の名の指す通り、スパイシーな印象も合わせ合わせています。

果皮が灰色+ピンク色がかっており、通常の白ぶどうよりも濃い色調になることが多いです。

▶︎フラミンガムFシリーズ ゲヴュルツトラミネール

自然酵母やアカシアの樽を使って作られた珍しいタイプのゲヴュルツトラミネール。やや甘みを残しており、エキゾチックな印象とトロピカルフルーツを思わせるボリュームのある香り。豊かさの溢れるパワフルなワインです。

原産国:ニュージーランド
産地:マールボロ
品種:ゲヴュルツトラミネール
容量:750ml

鶏肉の北京ダック風とワインのペアリグ

<検証結果>素晴らしい組み合わせ

パクチーのオリエンタルな印象がゲヴュルツトラミネールとベストマッチ。鶏肉に負けないワインのボリュームは、料理にライチやパッションフルーツなどの香りを添えて盛り上げています。複雑さを感じるペアリングです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は中華料理に合うと言われているぶどう3品種を中華料理に合わせて検証してみました。

たまには「中華×ワイン」はいかがでしょうか?ぜひご自宅で作ってチャレンジしてみるのもおすすめです。

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鈴木 佑馬

ワインショップ経営
JSA認定ソムリエ&WSET Level3
老舗リゾートホテルのソムリエから始まり、ワインショップ勤務、ワインインポーター勤務を経て、「ワインの楽しみをたくさんの人へ」という想いのもとに地元である千葉県木更津市にワインショップ「すずきCELLAR」を開店。
気軽に相談出来るソムリエとして、ワインの楽しみを広げていく活動をしています。 鈴木 佑馬の記事一覧 

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