ペアリングワイン

夏に乾杯!おすすめナチュールロゼとおつまみ

今年の夏はナチュールロゼが気分!

なぜか春よりも夏にロゼが無性に飲みたくなるのはプロヴァンス・ロゼの影響かもしれません。

潮風を感じるような爽やかでスッキリとした味わい!夏に食べたいエスニック料理や魚介料理にもピッタリですし、飲むだけでちょっとしたヴァカンスムードを味わえるのでとっても人気がありますね。

今世界はナチュールに夢中!そして、プロヴァンス以外にも美味しいロゼワインは沢山あります。今回はおすすめナチュールロゼと相性の良いおつまみを紹介させていただきます。

スッキリ爽やか!カベルネ・ソーヴィニヨンのロゼ!

▶︎ボッカ・ディ・ローザ ドメーヌ・ジュリアン・ピノー

こちらは、カベルネ・ソーヴィニヨンを100%使ったロゼのペットナット。甘酸っぱくチャーミングな赤系果実の風味とキリっと辛口な味わいでスッキリ楽しむ事ができます!

造り手は、若き新星ジュリアン・ピノー。彼の卓越した醸造センスに注目が集まっています。キュヴェの名前は音楽好きの彼がイタリア人歌手ファブリツィオ・デ・アンドレの曲名から名付けたものです。

合わせるおつまみのポイントは、梅のような風味を含んでいるので、アクセントに梅を使ったおつまみと合わせるとバッチリ合います。食欲の落ちる夏にもぴったりです。

* 原産国:フランス
* 産地:ロワール
* 品種:カベルネ・ソーヴィニヨン
* 生産者:ドメーヌ・ジュリアン・ピノー
* 味わい:甘口☆☆☆★☆辛口
* 容量:750ml

【オススメおつまみ】

〜本場の味?!甘辛絶品ヤンニョムチキン + 梅〜

暑い夏には辛いものが食べたくなりますね。今日本でも大人気のヤンニョムチキンは、韓国風ソースで味付けされたフライドチキンのこと。コチュジャン、ニンニク、砂糖、その他香辛料から作る甘辛いソースは食欲をそそります。

こちらのヤンニョムチキンに梅干しを細かくペースト状にしてソースと絡めると梅の風味がプラスされて、さらに相性が高まります。

どこか上質なプロヴァンス・ロゼを想わせるオーストリアのロゼ

▶︎レヴォリューション・ピンク ヨハネス・ツィリンガー

こちらは、ヴィンテージのブレンド、ソレラシステムを使用したまさに革命的なピンクワイン。

淡く明るいルビー色、サクランボ、カシス、ラズベリーの香り。ピュアでジューシーな果実味、フレッシュな酸と旨味のある奥行き、複雑さを兼ね備え、単体では出せないであろう独特の色気のあるロゼワインです。

この複雑性のある色気がまるで上質なプロヴァンスロゼを彷彿とさせます。樹齢20年から110年の植樹の際からオーガニックなブドウから造られています。

造り手のヨハネス・ツィリンガーは、元々は養豚場を経営していましたが、子豚の病気を自然な方法で治したことからオーガニックな方法で出来る事業を探し、行き着いたのがワイン造りです。

驚くほどのコストパフォーマンスに、何にも縛られない自由な発想で素晴らしいワインを世に送り出しています。

合わせるおつまみのポイントは、ワインの複雑な風味を活かせる熟成の風味のある食材を使うことです。

メイラード反応をさせた食材や、味噌やみりんといった調味料で味付けした料理もおすすめです。

* 原産国:オーストリア
* 産地:ヴァーグラム
*品種:レースラー50%、シラー40%、ザンクト・ラウレント10%
* 生産者:ヨハネス・ツィリンガー
* 味わい:甘口☆☆☆★☆辛口
* 容量:750ml

【オススメおつまみ】

〜そのまま温めるだけで贅沢おつまみ!飴色玉ねぎとみそのビッケタルト〜

東京の新富町にある隠れ家イタリアン「タベルナビッケ」。シェフが丁寧に10時間以上かけてじっくり炒めた飴色玉ねぎと、隠し味に味噌を使った自然な甘みの絶品タルトです。

コロナ禍の煽りを受けて、大量のたまねぎの廃棄の話を聞いたシェフが始めた素晴らしい試みで店の名物メニュービッケタルトのネット販売を始めたそう。

ワインのフレッシュさがありながらも複雑な風味と玉ねぎと味噌の甘やかでコクのある風味がマッチして至福の晩酌タイムとなります。まるで上質なプロヴァンスロゼと南仏名物ピサラディエールを合わせたかのよう!

ぜひナチュールのロゼと相性の良いおつまみを合わせて夏のひとときをお楽しみください。

《関連記事》
美味しいロゼは自然派ワインがおすすめ!
旅するワイン!南フランスの自然派ワイン

Haruka Kageyama

JSA Sommelier
The Ritz Carlton Tokyo Azure45や、阿部誠氏が率いる「東京ぶどう酒店」、「サロン・ド・シャンパーニュ ヴィオニス」、フランスのシャンパーニュ地方ランス「Domaine les Crayéres」にて10年以上サーヴィス、ソムリエールとして働く。
現在様々な形でワインを広めるべく雑誌やウェブメディアにて執筆中。 Haruka Kageyamaの記事一覧 

新着口コミ

もっと見る

ワインペアリングを楽しめるお店、レストランを探す

都道府県から探す