ニュージーランド流サーモンレシピとワインペアリング
新学期がはじまり、新しい生活にも慣れてきた今日この頃。日々をこなすことで、精一杯という方も多いのではないのでしょうか。
さまざまな香りや味わいを楽しむことのできるワインは、一日、一週間、日々のルーティンから気持ちを切り替えるのに、とてもおすすめです。
今回は、日々の忙しさに追われ、最近新しいワインやお料理に出逢っていないなぁ。という方にお届けしたい「NZ流のサーモンレシピとおススメワインのペアリング」をご紹介します。
手のかからないレシピですので、是非気軽にお試しください!
NZ流・おすすめサーモンレシピとワインペアリング
サーモン(鮭)といえば、日本人にとっても馴染み深いお魚ですよね。しかし、実際にサーモンを使ったレシピというと、グリルやホイル焼きなど、定番レシピばかり作ってしまう、なんていうことはないでしょうか?
そんなサーモンは、ニュージーランドでも各産地の特産品であり、「魚といえばサーモン!」という程大人気です。
これからご紹介する2つのレシピは、実際に私がニュージーランドに滞在しているときに、ホストマザーが作ってくれたものです。
レシピはシンプルですが、絶品!是非いつもと違ったサーモンレシピをおすすめワインと一緒に楽しんでみて下さいね。
①茄子とスモークサーモンとモッツァレラチーズのオーブンラップ焼き
このレシピは材料3つでとてもシンプルなのに、特別感・満足感があるのでパーティーメニューにもおすすめです!
火を通した茄子はとろっと旨みが溢れだして、サーモン、モッツァレラチーズとの相性抜群です。
▼材料(2〜3人分)
・茄子…2本8切れ
・スモークサーモン…8切れ
・モッツァレラチーズ…150g
・塩こしょう…少々
・オリーブオイル…適量
▼作り方
① 茄子を縦にスライスし、4等分にする。(水にさらし、水気を切る)
② フライパンを熱し、オリーブオイルを敷きスライスした茄子を焼く。(軽く塩コショウを振り、黄金色に焼けたら取り出し冷ます)
③ 茄子の粗熱が取れたら、茄子の上にスモークサーモンとモッツァレラチーズのせ、包むように巻く。(必要であれば爪楊枝でとめる)
④ オーブンで5〜10分程度、モッツァレラチーズがとろけるまで焼く。
【おすすめワイン】
野菜と魚、チーズの旨みが相乗効果で高まったこのお料理には、ワインも少しボリューム感のあるものを合わせるのがおすすめです。
特におすすめなのが、ニュージーランド南島に位置し、世界で最も南に位置するワイン産地、セントラルオタゴのピノ・ノワール。
果実味、タンニンがしっかりしているので、メインになるお料理にもばっちり合わせやすいワインです。
▶Prophet’s Rock Rocky Point Pinot Noir
カシスやブラックチェリーのような芳醇なベリー系の香りに、ほのかにバニラのような樽の香りも加わります。口当たりまろやかですが、程よいタンニンと上品な酸味のバランスが良く余韻まで長く続きます。
・原産国:ニュージーランド
・産地:南島 / セントラルオタゴ
・品種:ソーヴィニヨン・ブラン
・容量:750ml
②サーモンのタルタル
お次は、サーモンのタルタル。お刺身を醤油ベースの味付けでいただく日本食とはまた違った味わいで、とてもおいしいので是非お試しあれ。
そのまま食べてももちろん美味しいですが、バケッドやクラッカーにのせて頂くと絶品なワインのおつまみになりますよ。ピリッとタバスコが効いたこのタルタル癖になります!
▼材料(2〜3人分)
・サーモンの切り身(刺身用)…150g
・パセリのみじん切り…小さじ2程度
・レモン果汁…大さじ2(ライム果汁と半々にするとエスニック感が増します)
・砂糖…小さじ1
・サラダ油…大さじ1
・タバスコソース…数滴
・塩コショウ…少々
▼作り方
① 刺身用のサーモンを1cm程度のサイコロ型にカットする。
② パセリをみじん切りにする。
③ 砂糖をレモン果汁(ライム果汁)で溶かしながら混ぜ、他の調味料も加え味を整える。
④ ①のサーモンを②にマリネして完成。(10-30程度冷蔵庫で寝かせる)
【おすすめワイン】
生のサーモンでつくるタルタルには、すっきり酸の効いた白ワインがおすすめです。
パセリのみじん切りを加えるので、適度に酸、ハーブの香りをあわせ持つソーヴィニヨンブランとの相性は抜群です。
キリっと冷やしてグラスに注げば、最高のペアリングになります!
トロピカルフルーツのようなパッと明るい印象の香りに、グレープフルーツのような柑橘系果実の爽やかさな香りも感じられます。
味わいはキリっとした酸が主体で、グレープフルーツのようなビターさも徐々に現れます。
湿気の多くなるこれからの季節におすすめの爽やかですっきりとした味わいのワインです。
・原産国:ニュージーランド
・産地:南島 / ニュージーランド
・品種:ソーヴィニヨン・ブラン
・容量:750ml
まとめ
いかがでしたでしょうか。どちらのレシピも日本のスーパーで簡単に手に入る材料で、気軽に作ることのできるお料理です。マンネリ化しがちなワイン時間に、異国のレシピの知恵を借りて彩りをプラスしませんか?
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【お家で楽しむワイン提案のワインエキスパート】
ニュージーランドワイン好きが高じて、ワイナリー・ブドウ畑巡りをする為ニュージーランドへ移住。
都内ワインインポーターにて星付きレストランにもワイン紹介をしてきた経験を活かし「お家でも気軽に楽しめるワイン時間」を提案しています。
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