ペアリングワイン

ニュージーランドの人気イベント「フィティアンガ オーシャンズフェスティバル!」

毎年9月に開催され、ニュージーランド国内でも大人気なフィティアンガ オーシャンズフェスティバル(残念ながら、今年はコロナウィルスによるロックダウンの影響で中止になりました)。

今回は、そんな人気のフードフェスティバルをご紹介しながら、シーフードとワインのペアリングをご紹介します!

フィティアンガ オーシャンズフェスティバル

南半球のニュージーランドは、寒い冬を乗り越え9月頃から徐々に暖かくなってきます。暖かい気候につられて、気持ちも少しずつ解放的になるこの季節にはニュージーランド各地でさまざまなイベントが開催されます。

フィティアンガ オーシャンズフェスティバルは、ニュージーランドの最大都市オークランドから車で2時間半ほどのところに位置する、コロマンデル半島で開催されます。この地域は、釣りの聖地としても知られ、国内外の釣り好きが集まることでも有名です。

“シーフードの祭典”とも呼ばれる、フィティアンガ オーシャンズフェスティバルは、30以上のフードトラックが出店します。ワインやビールなどのアルコールを飲みながら、ライヴミュージックや大道芸能を楽しむことができる、シーフード好きには堪らないイベントなのです!

もともとは「フィティアンガ・スカロップ・フェスティバル」と呼ばれていて、スカロップ=ホタテ貝のフードフェスティバルでした。

しかし、今ではホタテはもちろん、ニュージーランド特産のグリーンマッスルやクレイフィッシュ(ロブスターの仲間)や牡蠣など、ありとあらゆるシーフード料理を食べることができるシーフードの祭典となりました。

移民が多いニュージーランドならでは、屋台にはスパニッシュパエリア、エビたっぷりパッタイ、シーフードチャウダーなど世界各国のシーフード料理が並びます。

また、テレビ番組などで活躍するスターシェフのライヴクッキングショーも開催され、とにかく退屈する暇がありません。そして、何とも嬉しいのは、ビールやワインが豊富に用意され、想い想いのペアリングを楽しむことができること!

今回は、実際に今年のフィティアンガ オーシャンズフェスティバルで提供される予定だったワイナリーからワインを2種類ご紹介します。イベントに参加したつもりで、シーフード料理と合せてみてはいかがでしょうか?

シーフードにピッタリなニュージーランドワイン

オートゥ マールボロ ソーヴィニョン・ブラン

パッションフルーツや桃のようなトロピカルな果実のアロマにプラスして、ライムのような青い柑橘果実の香りの印象を感じます。口に含むと、ミネラル感が広がり、ある程度のボリューム感を感じますが、すぐに柑橘系の酸と混じり合い、フレッシュさを感じる後味に変わります。

・原産国:ニュージーランド
・産地:マールボロ / 南島
・品種:ソーヴィニヨン・ブラン
・容量:750ml

【おすすめのシーフードペアリング】

果実味溢れるこのソーヴィニヨン・ブランは、シーフードサラダなどの軽いお料理とのペアリングももちろん良いですが、牡蠣のフリッターなど揚げ物とのペアリングもおススメです!レモンをギュッと絞る代わりに、このワインを合わせると素晴らしいペアリングになるでしょう。おうちで試すなら、牡蠣フライはもちろん、イカリングやエビのフリッターなどと合わせてみてはいかがでしょうか?

ミルズリーフ エステート メルロカベルネ

コーヒーやチョコレートのようなカカオのアロマ、ナツメグなどのスパイス、そしてブラックベリーやプラムなどの熟した果実の印象も加わります。口に含むと、果実味がグッと広がり豊満な印象ですが、主張が強すぎることはなく滑らかな飲み心地です。今飲んでも十分に楽しめますが、1,2年寝かせても楽しむことができるワインです。

・原産国:ニュージーランド
・産地:ホークス・ベイ / 北島
・品種:メルロー56% カベルネ・ソーヴィニヨン30% カベルネ・フラン14%
・容量:750ml

【おすすめのシーフードペアリング】

熟した果実の香りや味わいを楽しむことができるこのワインは、魚介をふんだんに使ったトマトソースパスタのペスカトーレなどは定番でおススメです!また、オークのニュアンスが存分に感じられるので、牡蠣のスモークなど少しパンチの効いた魚介類と合わせると最高のペアリングになるでしょう。おうちで試すなら、ほたての燻製漬けやタコのアヒージョなど簡単で美味しいおつまみになる「魚介の缶詰」を合わせてみるのもおススメですよ!

まとめ

日本と同じく、海に囲まれた国ニュージーランドならではの「シーフードの祭典」。いつかは実際に訪れてみたいですよね!

今年は、おうちでイベント気分を味わいながら、ワインとシーフードのペアリングを楽しんでみてはいかがでしょうか?

《関連記事》
ワイン好きなら一度は行きたい世界のワインフェスティバル5選

高橋 宗子

【お家で楽しむワイン提案のワインエキスパート】
ニュージーランドワイン好きが高じて、ワイナリー・ブドウ畑巡りをする為ニュージーランドへ移住。
都内ワインインポーターにて星付きレストランにもワイン紹介をしてきた経験を活かし「お家でも気軽に楽しめるワイン時間」を提案しています。 高橋 宗子の記事一覧 

新着口コミ

もっと見る

ワインペアリングを楽しめるお店、レストランを探す

都道府県から探す