旬のスイーツと一緒にいつもと違うワインを飲んでみたい! 

最近ではワインとスイーツの組み合わせも、すっかり親しまれるようになってきました。

レストランでデザートまで合わせてお決まりのワインを選ぶのも良いけれど、ちょっと気分を変えてみませんか?

では、一体どんなスイーツが今注目を浴びているのでしょうか?

今まで気付かなかった新しいペアリングを探してみましょう!

新年と言えばガレット・デ・ロワ!

新年、正しくは1月6日の公現祭というフランスの祝日を祝うお菓子のガレット・デ・ロワ。

王冠の載った丸いパイで、「王の焼き菓子」といったような意味です。

王といってもこの王はキリストが産まれた時に東方から祝福に来た3人の博士のことなんですね。

あらかじめパイの中に陶器の小さな人形などを入れて切り分け、当たった人がその日の王様、女王様として一日祝福されるというフランスの伝統菓子です。

そのガレット・デ・ロワと合わせる飲み物は何がよいでしょうか。

現地の方ならきっとシードルと答えるでしょう。

なぜなら、ガレット・デ・ロワとシードルは、フランスではスーパーで並んで販売されているほど鉄板の組み合わせなんだそう。

とはいえせっかくの新年。シャンパンとも合わせてみたいところですね。

シャンパンと言えば、最近の人気はきりっと冷えた辛口という傾向にあるようです。

実際、著者もついつい辛口を選ぶことが多い気がします。

ですが、このガレット・デ・ロワは大変濃厚で重みのあるスイーツなので、おすすめは実は意外にもドゥミ−セック(甘口)。

シードルも是非甘口を試していただきたいと思います。

フルーティーな後味の存在感が、こってりしたアーモンドフィリングとよく合います。

空前のパンケーキブーム。意外ではないワインとの相性

街を歩いていると、パンケーキの看板を目にすることがとても増えました。

生クリームたっぷりだったり、フルーツ添えだったりと、店先には自慢のパンケーキがおしゃれにディスプレイされています。

そんなパンケーキブームの火付け役にしてスタンダードなお店の一つに、「Bills」(ビルズ)というレストランがあります。

オーストラリアのシドニー発祥のお店で、テレビでも頻繁に紹介されていますからご存じの方も多いはず。

パンケーキのイメージが大きいビルズですが、メニューに並ぶ食事は一品一品が洗練されています。

ワインの品揃えも極めて豊富で、中でも新しくオンリストされたハウスワインのこだわりはなかなかのもの!

自国オーストラリアの新進ワイナリーであるデリンクエンテとタッグを組み、エチケットまでビルズだけのために描かれたという自信作なのです。

さて、現在ビルズのパンケーキはリコッタチーズを使ったもの一種類です。

はちみつが練り込まれたバターとバナナ、そしてお好みでメープルシロップというシンプルさ。

そこへフェンネルソーセージやお店でマリネードされたサーモンをサイドに添えると、甘さとしょっぱさが絶妙で、これがワインにもよく合うのです。

著者は、フランス種グルナッシュを使いプロヴァンススタイルに仕上がったロゼを選びました。

チェリーの酸味とほのかなフルーツの香りのバランスがすばらしく、パンケーキだからってワインに合わせないのはもったいない!そう思わせてくれたペアリングでした。

ギルティーフリー・スイーツとなら、ワインだって罪悪感なし

皆さんはギルティーフリーと言う言葉を聞いたことがありますか?

「罪悪感なし」という意味から、添加物をはじめ小麦粉や白砂糖など、体にあまりよくないとされている材料を使っていない食べ物を指します。

ダイエットや、ヴィーガンメニューにおいてよく見られるギルティーフリー食品ですが、もちろんスイーツもたくさん開発されているんです。

アーモンドミルクや豆乳ヨーグルト、バターの代わりにココナッツオイルで仕上げたチーズケーキならワインにもピッタリ。

また、ナッツを丸く固めたブリスボールもレーズン入りを選んでワインのお供に。

そんなギルティーフリーに合わせて、ビオディナミワインで心と体に優しく過ごすのはいかがでしょうか。

ビオディナミワインは、「もっとも有害な農薬は使わない」とされるビオワインである事が第一の条件です。

さらに、その土地の土壌のエネルギーを最大限に引き上げるために、宇宙のつながりや自然のパワーを用いてブドウを作るワインがビオディナミ。

なかなか受け入れられにくい概念ではありましたが、最近では随分と市場に出回り始めました。

専門店も出来るほどの充実を見せています。

月や天体のカレンダーに合わせてぶどうを育てて収穫するという、大変手間のかかるビオディナミ。

ギルティー・フリーなスイーツとともにいただきながら、宇宙や生命に思いを馳せてみたいと思います。

巷で人気上昇中のイチゴスイーツ。ワインと一緒にもっと自由に!

いよいよ、イチゴのシーズン到来ですね!

最近、ホテルのレストランでイチゴスイーツ食べ放題、飲み物フリーフローというビュッフェを目にしました。

もちろんスパークリングや各種ワインも含まれています。

スイーツビュッフェでありながら飲み放題と聞くと、一見相反するように見えますね。

それでいて、実はみんなこのような企画を待っていたのかもしれません。

イチゴタルトやロールケーキ、クレープシュゼットなどのような定番スイーツは言わずもがな。

メインとなるお肉にイチゴの酸味と利かせたソースを使ったりと、実にイチゴ尽くし。イチゴ好きにはたまりませんね。

イチゴの美味しさをそのまま味わいたい時に飲みたいワインは何でしょうか。

映画などの影響もあり、シャンパンは定番のように思われますが、これはイチゴの酸味とシャンパンの酸味がマッチするからこそ。

糖度の高い種類が比較的多い日本のイチゴには、注意が必要です。

ですので、あまおうやとちおとめなどと合わせるならば、甘いタイプの方が合いやすいでしょう。

それから、アルコール度数が高すぎてもイチゴの美味しさを損ねてしまいますので気を付けたいところ。

甘目のロゼやランブルスコなどいかがでしょうか。

特にランブルスコは、真夏の暑い日にクラッシュアイスを入れて飲むイメージもありますが、冬のこの時期、ぜひ甘いイチゴに合わせてみてください。

最後に

冬は様々な趣向を凝らしたスイーツが目に美しい季節ですね。

ご一緒に、たまにはいつもと違ったワインで素敵な時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。

TOMOKO
大学のフランス短期留学中に、早々とワインのとりこに。
現在、2軒のレストランでサービスに従事。夫、男子2児&ドーベルマンと湘南に暮らしています。