ペアリングワイン

さっぱり美味しい!フルーツ料理とワインのペアリング

連日猛暑が続き、すでに夏バテ。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?わたし自身も毎日素麺でいい!と思ってしまうほど、まったく食欲がでないことがあります。

しかし、ワインとのペアリングとなると毎回素麺ともいきません(笑)。1年の中でもこの時期にしか楽しめない「ワインとペアリング」が沢山あります。ワイン好き、食好きに休みはありませんね・・!

今回は、この時期に楽しみたい、さっぱり美味しい「フルーツを使ったレシピとワインのペアリング」を紹介します。フルーツ×料理の定番といえば、「パインののったピザ」に「酢豚」など好き嫌いの分かれるところだと思います。

実際に私も好んで選択する方ではありませんでしたが、「あ、これ美味しいな」と思うレシピにはポイントがありました。“フルーツ×料理”の組み合わせはあまり好きでない、という方がいましたら是非参考にしてみてくださいね!

フルーツをつかった夏レシピのポイント

①フルーツは生のまま使う
フルーツ料理があまり得意でない理由のひとつに、果実に火を通したときの独特の甘みがあると思います。普段、フルーツは生のまま食べることがほとんどなので、「火を加えずに果実そのもののフレッシュなうまみを味わう」ことが一つめのポイントです。

②オリーブオイルをまとめ役に
そして、フレッシュな果実を他の材料とうまく調和してくれるのがオリーブオイル。例えば、生ハムメロンにもオリーブオイルをひとまわしすると、より2つの食材のバランスが良くなります。

ワインに合う!フルーツを使ったサッパリレシピ

◎桃と生ハムの冷製パスタ
夏に旬を迎える桃。よく冷やした桃は、ジューシーでさわやかな甘みが夏の体に染みわたりますよね。なかなかお値段も張りますし、そのまま食べたい気持ちもします(笑)。

がしかし、一度作るとやみつきになってしますのが「桃と生ハムの冷製パスタ」。桃のさわやかな甘さと生ハムの塩気のコンビネーションがたまりません!

▼材料(2人分)
・桃…1個
・レモン…1/2個
・生ハム…4枚ほど
・パスタ(カッペリーニもしくは、1.4mm程のもの)
・オリーブオイル…大さじ2
・塩コショウ…少々

▼作り方
① 桃、レモンをくし形に切る。
② レモンを絞り、オリーブオイル、塩コショウと合わせておく。
③ 切った桃を②で和えて冷蔵庫で冷やしておく。残りはボウルに残しておく。
④ 沸騰したお湯でパスタをパッケージ表示通り茹でる。
⑤ パスタが茹で上がったら氷水で冷やし、③で残していたソースと絡める。
⑥ 桃をトッピングして完成。

【おすすめのペアリングワイン】
桃の甘みと、生ハムの塩味。キーンと冷やしたリースリングを是非一緒にどうぞ。桃とレモンが混ざった爽やかなパスタソースの香りと、リースリングの持つ華やかな香りがとても良く合います。リースリングのミネラル感がワインの味わいに奥深さを与えるので、食事と合わせるのにピッタリです。

▶︎Old Coach Road Riesling Seifried Estate

・原産国:ニュージーランド
・産地:ネルソン / 南島
・品種:リースリング
・容量:750ml

レモンなどの柑橘系果実、青リンゴのようなさわやかな甘みを感じる果実味のアロマ。口に含むとミネラル感が広がり、ほろ苦さを感じます。綺麗な酸とミネラル感が余韻まで長く続きます。手ごろで美味しいリースリングをお探しの方におすすめの1本です!

◎グレープフルーツのドレッシング
お手製ドレッシングのレシピでよく使われるのはレモンですが、夏にはさわやかさ・ほろ苦さ・甘酸っぱさを掛け持つグレープフルーツがおすすめです。より爽快な味わいになりますよ!

サラダにもグレープフルーツを盛りつければ、見た目から涼しさを感じる夏のサラダになります。ポイントは果汁を絞り過ぎず、少し実の食感を残しておくこと。グレープフルーツのさわやかさをダイレクトに感じることができるのでおすすめです。

▼材料(2人分)
・グレープフルーツ…1/2個
・オリーブオイル…大さじ2
・白ワインヴィネガー…大さじ1/2
・塩…小さじ1

▼作り方
① グレープフルーツを実が粗く残るくらいに粗く絞る
② ①に残りの材料を加え、よく混ぜ合わせる

【おすすめのペアリングワイン】
フレッシュなほろ苦さを感じるグレープフルーツには、ワインも同じ個性を持ったものがおすすめです。グレープフルーツに是非合わせたいのが、ソーヴィニヨン・ブラン。グレープフルーツドレッシングをかけたサラダに、ソーヴィニヨン・ブランのハーブのニュアンスが加わると、さらに夏にピッタリなペアリングになります。

▶︎Saint Clair Sauvignon Blanc Vicar's Choice

・原産国:ニュージョーランド
・産地:マールボーロ / 南島
・品種:ソーヴィニヨン・ブラン
・容量:750ml

グレープフルーツやライムのようなフレッシュな柑橘系果実のアロマが心地よく、パッションフルーツなどの明るい果実ニュアンスも感じます。

ふわりと香る、ミントなどのハーブのニュアンスがさらにワインを爽やかに感じさせます。口に含むと、ミネラル感とキリっとした酸が広がり、やや塩気も感じます。

まとめ

フルーツを使ったレシピは、食欲がない時にもフルーツを食べる感覚で胃に負担なく食べることができるのでおすすめです!まだまだ暑い日が続きますが、今しか楽しめない夏のペアリングを満喫して夏を乗り切りましょう!

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高橋 宗子

【お家で楽しむワイン提案のワインエキスパート】
ニュージーランドワイン好きが高じて、ワイナリー・ブドウ畑巡りをする為ニュージーランドへ移住。
都内ワインインポーターにて星付きレストランにもワイン紹介をしてきた経験を活かし「お家でも気軽に楽しめるワイン時間」を提案しています。 高橋 宗子の記事一覧 

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