餃子にもシュウマイにも合うロゼワイン

by 椿れもん

餃子とシュウマイ。もともと中華料理だということを忘れてしまうくらい、どちらも日本人の食卓にはすっかりおなじみのメニューですね。

餃子の三大聖地と言えば、宇都宮、浜松、横浜。福山雅治さんの熱烈なファンである私は、年末に横浜で開催されるライブ「福山冬の大感謝祭」に、ここ10年ほど毎年参戦しています。

ライブをとことん楽しんだ後は、聖地のひとつである横浜の中華街で餃子や小籠包をたっぷり味わい、崎陽軒のシウマイと月餅をお土産に買って帰るのというが、すっかり定番の過ごし方になりました。

東海道新幹線の中でも、シウマイ弁当を美味しそうに食べているビジネスマンを本当にたくさん見かけます。でも、そのシウマイ弁当の隣には、必ずと言っていいほど、缶ビールを並べている人ばかり。

「ちょっと待って！ビールもいいけど、ワインだって、すごく合うんだから！」

私はいつも、叫びたくなるのを必死で堪えていました。でも、もう我慢しなくていいですよね？思いっきり大きな声で言わせてください。

「餃子にもシュウマイにもロゼで決まり！」

今回は、騙されたと思ってぜひ一度試していただきたい、餃子＆シュウマイとロゼワインの驚くべき相性について、ご紹介したいと思います。

餃子とロゼワイン、衝撃の相性

餃子にもシュウマイにもロゼワインが合うんだと、今でこそエラそうに熱く語っている私ですが、実は3年ほど前までは、餃子を食べる時にはレモンチューハイ、シュウマイを食べる時には梅酒が鉄板の組み合わせだと思っていました。

そんな私ですが、ある日の深夜、「餃子の王将」でオーダーした焼き餃子とロゼワインの相性に衝撃を受け、それ以来、餃子にはロゼワインだと言い切るようになりました。

その日は、既にかなりお腹いっぱいの状態だったのですが、友人たちともう少ししゃべりたいねということで、2次会でファミレス代わりに立ち寄ったのが「餃子の王将」でした。

お腹いっぱいの状態でも衝撃的な美味しさだと感じたのですから、もしこれが腹ペコ状態だったら、私は深夜に店内で奇声を発していたかもしれません。

「餃子の王将」各店のドリンクメニューには、「サンタ･ヘレナアルパカ」のワイン5種類がずらりと並んでいます。その中でも、特にロゼをおすすめされています。餃子のプロもおすすめされるのですから、間違いないです。

定番の焼き餃子には、辛口のロゼ・スパークリングがおすすめ。カリッとパリパリに焼かれた皮の食感とジューシーな肉汁との相性が最高です。

水餃子には、やや辛口のすっきりとしたロゼがおすすめです。普段、家でリーズナブルに楽しむなら、「サンタバイサンタカロリーナロゼ」もおすすめです。日本人の好みに合わせた、飽きの来ないフレッシュな味わいで、氷を入れても楽しめます。

これはもはや、ワイン専用のシュウマイ！？

このシュウマイを見つけた瞬間、食べるまでもなく絶対にワインに合うと確信しました。成城石井の大ヒット商品「トマトとモッツァレラチーズの鶏焼売」です。

もう、これは最初からワインに合わせることを想定して、ワインのために作られた、ワイン専用のシュウマイなんじゃないかと思うくらい、とにかく文句なしの絶妙の相性です。

私が白、ロゼ、スパークリングといろいろなワインを合わせてみて、一番好きだと思ったのが、やや甘口のロゼでした。十勝ワインの「キャンベルスロゼ」が特におすすめです。

トマトの甘酸っぱさと、モッツァレラチーズのクリーミーでまろやかな旨味が、「キャンベルスロゼ」のやさしい甘さとマッチして、どうにも止まらない美味しさです。イタリア料理が好きな女性には、ぜひ試してみてほしいです。

今日は自分で料理するのが面倒だなという日や、残業で遅くなった日も、こんな素敵なお惣菜を買って帰って、お気に入りのロゼワインを開けたら、疲れも一気に吹っ飛んじゃいますね。

横浜みやげの定番・崎陽軒の「昔ながらのシウマイ」には、中口のロゼがよく合います。すっきりとしたほのかな甘さと酸味のバランスが取れた、ドイツの「マドンナＲ」がおすすめです。その名の通り、女性向けのワインです。

えびシウマイやかにシウマイには、京都・天橋立ワインの「茜blush」のフレッシュ＆フルーティーな味わいがよく合います。横浜方面にお仕事で行かれる男性は、彼女や奥様へのおみやげに、これからはシウマイだけでなくロゼワインも一緒にプレゼントしてみてはいかがでしょうか？

具材やタレのアレンジで、ロゼワインとの相性を楽しんでみて

餃子もシュウマイも、定番の具材にポン酢やからし醤油で食べるのは、もちろん美味しいですし、ロゼワインと合います。でも、それだけではなく、時にはトマトやチーズ、バジルを入れてイタリア風にしてみたり、きのこやベーコンを刻んで入れてみたり、チリソースやタルタルソースを添えてみたりすると、ロゼワインとの相性がさらに楽しめますよ。

ぜひ、具材やタレをいろいろアレンジして、ロゼワインとのお気に入りの合わせ方を見つけてみてくださいね。