ワインセラーを選ぶポイントって?あこがれのワインセラー事情!
コンビニでもワインが売られている今日この頃。冷蔵庫にワインが必ずおいてある、なんて人も少なくないでしょう。
2017年6月には、日本がEUから輸入するワインの関税を撤廃する方針で調整がはじまりました。日本のワイン市場は今後ますます発展していきそうです。
皆さんは手持ちのワインをどうやって保存していますか?冷蔵庫、人によっては押し入れ、なんて方もいるでしょうが、せっかくならベストなコンディションで保存し、おいしい状態のワインを飲みたいところ!
今回はそのための必須アイテム・ワインセラーの最新事情についてまとめてみたいと思います。
どれを選べばいいの?<家庭用ワインセラー>
「お金持ちでもあるまいし、自宅にワインセラーなんて贅沢な!」
「どうせ大して高いワインを飲むわけじゃないし…」という意見もあるでしょう。
けれど最近の家庭用ワインセラーの進化は、本当にめざましい!安価なものでは要領4本程度で6千円を切るセラーもあります。
新宿高島屋のワインセラー売り場のスタッフさんにお聞きしたところ、以下のポイントに気をつけて選ぶと良いそうです。
①省エネか?
ワインセラーは冷蔵庫とおなじく生活家電!毎日の電気代を考えれば、省エネ家電であることはもはや常識。
最近は冷却力と省エネに優れた「コンプレッサー(圧縮機)式」と呼ばれる製品が主流になりつつあります。
②振動がないか?
振動はワイン熟成の大敵!上記のコンプレッサー式は、振動の点で、清音性に優れる「アンモニア熱吸収式」や「ベルチェ式」には劣ってしまうと言われていますが、近頃はその問題をクリアした「インバーターコンプレッサーセラー」というものも販売されています。お財布と要相談ですね(笑)
③紫外線カット(二重)ガラスか?
ワインに関わらず、食料品のほとんどは日光厳禁!ですがワインセラーの置き場所はキッチンやリビングになる場合が多く、日当たりのよい間取りとなってしまうのも特徴。
それを踏まえると、二重ガラス製の方が紫外線をカットできるのでより完璧です。
④メーカー保証はしっかりしているか?
安すぎるセラーを購入するのも考えもの。特に冷却保証(修理サポート)がついていないセラーが故障すると、高級ワインを保存している場合は命とりに!
以上のポイントに気をつけつつ、あとはデザイン性や、自分がどの程度のワインをどれくらいの期間保存したいか、そしてなにより予算との兼ね合いで決めましょう!
上には上がいる!<業務用ワインセラー>
業務用ワインセラーにこれといった定義はありません。要するに大型のワインセラーでは、ボトル収納数本数が100本や200本をこえるものもたくさんあります。
主流は「ノンフロン式コンプレッサー」と呼ばれるコンプレッサー式セラーで、これは扉を頻繁に開閉してもより素早く庫内温度を下げられるのだそうです。
その他、ヒーター機能・スライドレール引出棚・LFDライトなどといったオプションの充実はもちろん、デザイン性も重視するのがここ十年ほどの常識!
また、ホテルや大手レストランでは、備え付けのワインセラーをオーダーメイドすることもありますね!ワインセラーの設計・製造・施工を専門とする(株)松菱製作所によると、このオーダーメイドには、キャビネットタイプ、ウォークインタイプ、ストックルームタイプなど、様々な種類があるそうです。
こうなると、あとはもうお店の要望次第!一般人には想像もつきませんが、1000~2000本の大収納も可能だそうです。ワインの本場フランスのワイナリーでは、「カーヴ」と呼ばれる地下ワイン貯蔵庫が無数に作られています。
しかし日本は、気候や湿度が不安定であるという点から、カーヴを作るのには適さない環境だと言われています。めずらしい例としては、山梨県甲州市に、JR東日本・中央線の旧深沢トンネルを利用した「旧深沢トンネルワインカーブ」がありますね。2005年から、甲州市勝沼ぶどうの丘(観光施設)が運営しています。
▶︎旧深沢トンネルワインカーブまとめ~2018年こそはワインセラーを!~
いかがでしたでしょうか?
これほどワイン文化が定着した日本ですが、ワインセラー文化についてはまだまだ未開状態なのもたしか…。
フランスに比べて、日本は年間の気温差・湿度変化が激しい。にもかかわらずしっかりとした保存管理に対して関心がうすいというのは、残念ながら、ワインのすばらしさを堪能できてないということかもしれません。
日本だからこそ、ワインセラーは必要と言えるわけです。今後日本人にとって、もっとワインセラーが身近になるといいですね。
私も購入を考えてみたいと思います(笑)
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