ペアリングワイン

真夏に食べたい!ワインに合うお蕎麦のアレンジレシピ

長梅雨が嘘のように、息をするだけでも体力を奪われてしまいそうな猛暑日が続いていますね。しかし、海外にいて気づいた日本の素晴らしさは何といっても「四季を楽しむ」という文化。

「暑い暑い」と言いながら、かき氷やスイカを食べ、花火やお祭りでは焼きそばに焼きトウモロコシ、そして仕事終わりには枝豆と冷えたビールで乾杯!

その季節にしか味わえないものを楽しむ。これぞ日本で暮らす夏の魅力ではないでしょうか。そして、夏に欠かせない食べ物と言えば、素麺に冷やし中華、そしてお蕎麦も暑さに疲れた胃には欠かせない夏のお供ですよね!

今回は、ワインに合わせるのにピッタリな「お蕎麦のアレンジレシピ」を3つご紹介していきます。グルテンフリーなど小麦粉を控える人が多い海外でも蕎麦を始め蕎麦粉は「バックウィート」と呼ばれ人気を得ています。

もちろん定番の出汁つゆのお蕎麦も最高ですが、和風以外にもアレンジも幅広効くお蕎麦!「日本酒×蕎麦」のペアリングも最高ですが、是非「アレンジ蕎麦×ワイン」で新しいペアリングを見つけてみてはいかがでしょうか。

いつもの麺つゆテイストに飽きてしまった方は是非トライして見てくださいね!

お蕎麦に合うアレンジレシピ3選
①夏にさっぱりガスパチョ風 つけ蕎麦

▼材料(2人分)
・トマトジュース…300ml
・パプリカ…1/2個
・玉ねぎ…1/2個
・トマト…1個
・オリーブオイル…適量
・オレガノ(あれば)…少々
・塩コショウ…少々
・蕎麦…2束

▼作り方
① パプリカは魚焼きグリルで焦げ付くまで焼き、水につけながら皮を剥く。
② 玉ねぎは粗みじん切りにし、オリーブオイルで色が半透明になるまで炒める。
③ ②に乱切りにしたトマトを加え軽く炒める。
④ フードプロセッサーにパプリカと②の玉ねぎとトマト、トマトジュース、塩コショウ、オレガノを投入し攪拌させる。
⑤ 冷蔵庫で2時間以上冷まし、皿に盛り仕上げにオリーブオイルを回しかける。
⑥ 蕎麦をゆで、水で洗い冷そばとガスパチョを合わせて楽しむ。

【おすすめのワイン】
トマトベースのこの組み合わせには、イタリア・トスカーナのキアンティをおススメします。この冷製のガスパチョには、タンニンをしっかり感じられる「キアンティ・クラシコ」ではなく昼下がりに太陽の下で飲みたくなるような「キアンティ」で是非ペアリングを楽しんでみてください。

▶FATTORIA DI Basciano CHIANTI RUFINA

ブラックチェリーや明るいベリー系のアロマが広がり、角がなく飲み疲れすることない味わい。デイリーワインのラインナップに入れたくなるようなコスパに優れた1本です。

②お蕎麦を少しリッチなテイストに
アボカド出汁つゆ蕎麦

▼材料(2人分)
・アボカド…1個
・トマト…1個
・紫蘇…2枚
・スライスアーモンド…適量
・白ごま…適量
・出汁つゆ…大さじ2
・水…大さじ6
・蕎麦…2束

▼作り方
① アボカドとトマトを1.5cm角にカットする、紫蘇は2枚重ねくるっと巻き端から2mm程に切る。
② 出汁つゆを水で薄めておく。
③ 蕎麦をゆで水で洗い、水切りをし出汁つゆと絡める。
④ ③にアボカドとトマト、白ごまを入れ混ぜる。
⑤ ④を皿に盛りスライスアーモンド、紫蘇を添える。

【おすすめのワイン】
アボカドのリッチなテイストには少し樽の効いたシャルドネはいかがでしょうか。ご紹介するワインは、ボージョレ・ヌーヴォーで有名なフランスボージョレ地方のシャルドネです。ボージョレ地方は名立たる最高峰白ワインの生産地ブルゴーニュ地方の南に位置しボージョレ・ヌーヴォー以外にもコスパの良いワインが揃っています。

▶【Domaine de la Madone】Beaujolais Villages Blanc

ワイン好きの間で人気の高い「ボージョレ・ヌーヴォー」の生産者「ソメーヌ・ド・ラ・マドンヌ」。ボージョレ・ブランは心地良くオークが香り白桃やアプリコットなど熟した果実のアロマも溶け合うバランスの取れた一本です。

③お家にあるもので簡単美味しく
サラダ蕎麦

▼材料(2人分)
―おうちにある夏野菜-
・ナス…1本
・水菜…50g
・ミニトマト…6個
・レモン…1/2個
・オリーブオイル…適量
・出汁つゆ…大さじ2
・水…大さじ6
・蕎麦…2束

▼作り方
① ナスは縦に薄切りにし、少し多めのオリーブオイルで焼く。
② 水菜は食べやすい大きさに、ミニトマトは半分に切る。
③ 出汁つゆを水で薄めておく。
④ 蕎麦をゆで水で洗い、水切りをし出汁つゆと絡める。
⑤ 野菜をトッピングし、レモンを添える。

【おすすめのワイン】
夏に飲みたいワインの一本、スイスとフランスの国境に面したイタリア・ピエモンテの白ワイン「GAVI」。爽やかな酸味はまさに湿気の多い日本の夏にピッタリな味わいです。一口飲んだ瞬間に爽快感を与えてくれるそんな夏ワインです。

▶PICOLLO ERNESTO Gavi Le Rive D.O.C.G.

グレープフルーツやレモン・ライムの柑橘系果実味が溢れ、余韻にはミネラル感が続き「フレッシュ」という言葉がぴったりなワインです!

まとめ

いつもと少し違ったアレンジレシピで、お気に入りの夏蕎麦とワインのペアリングを楽しんでみてはいかがでしょうか?

《関連記事》
粋に合わせたい!蕎麦とワインのペアリング

高橋 宗子

【お家で楽しむワイン提案のワインエキスパート】
ニュージーランドワイン好きが高じて、ワイナリー・ブドウ畑巡りをする為ニュージーランドへ移住。
都内ワインインポーターにて星付きレストランにもワイン紹介をしてきた経験を活かし「お家でも気軽に楽しめるワイン時間」を提案しています。 高橋 宗子の記事一覧 

新着口コミ

もっと見る

ワインペアリングを楽しめるお店、レストランを探す

都道府県から探す