ペアリングワイン

安旨ワインの定番!コノスルのブドウ品種別に見るペアリングにおすすめの料理 Part2

自転車のマークでおなじみの安旨ワインの定番、「コノスル」シリーズのワイン。

前回の記事では、赤・白それぞれ2種類、計4種類の「コノスル」シリーズのペアリングをご紹介しました。

この記事では、その続編として、新たに赤・白それぞれ2種類の「コノスル」シリーズのペアリングをご紹介していきます。

あまりお金をかけずに美味しいペアリングを堪能したいという方は、前回の記事とともに、ぜひ参考にしてください。

コノスル ゲヴュルツトラミネール ビシクレタ レゼルバ

ライチやマスカット、メロン、バラなどを思わせるエキゾチックな香りに、スパイシーなニュアンス、クリアな果実味としっかりとした酸味が特徴的な白ワインです。華やかな印象でほのかに甘みを感じるため、ワイン初心者の方にも飲みやすいのではないでしょうか。

そんな「コノスル ゲヴュルツトラミネール ビシクレタ レゼルバ」は、エスニック料理や中華料理など、スパイシーな料理とよく合います。

たとえば、チリソースをかけていただく生春巻きやチヂミ、エビチリ、タンドリーチキンなどとは抜群の相性です。また、家庭料理の定番でもあるカレーライスにもよく合います。

「カレーにワインは合わないのでは?」とお感じになる方もいらっしゃるかもしれませんが、このワインのように「カレーに合うワイン」というのもあるのです。カレーとワインのペアリング、ぜひ試してみてくださいね。

コノスル ヴィオニエ ビシクレタ レゼルバ

よく熟したアプリコットや黄桃の芳醇な香りに、ボリューム感のあるリッチな果実味が特徴的な白ワインです。

一部を樽で熟成させているため、ほのかにアーモンドのようなニュアンスも感じられます。酸味は穏やかなので、酸味の強い白ワインが苦手な方でも比較的飲みやすい味わいといえるでしょう。

そんな「コノスル ヴィオニエ ビシクレタ レゼルバ」は、オリーブオイルやバターで調理をする白身魚や貝類によく合います。なかでも、鯛のアクアパッツァや帆立のバターソテー、ボンゴレ・ビアンコなどの料理とは抜群の相性です。

ちょっとおしゃれに海の幸を楽しみたいときにはピッタリな1本と言えるでしょう。

コノスル シラー ビシクレタ レゼルバ

イチゴジャムのような煮詰めた果実の濃厚な香りに、スパイシーなニュアンス、なめらかな口当たりと凝縮感のある果実味、豊富なタンニンが特徴的な、ボリューム感のある赤ワインです。

シラーといえばスパイスの香りが持ち味のブドウ品種ですが、その特徴がよく現れた1本と言えるでしょう。また、フルボディに近いミディアムボディのため、重厚感のある赤ワインがお好きな方も満足できる味わいなのではないでしょうか。

そんな「コノスル シラー ビシクレタ レゼルバ」には、スパイシーな肉料理がよく合います。たとえば、塩コショウで味付けをしたサーロインステーキやラムチョップなどとは抜群の相性です。

もっと身近な家庭料理では、ちょっとスパイスを効かせた鶏のから揚げやチキン南蛮、豚の生姜焼きなどにもよく合います。ちょっと豪勢なディナーの日から、飾らない日のディナーまで、さまざまなシーンで活躍してくれる1本と言えるでしょう。

コノスル カルメネール ビシクレタ レゼルバ

熟したブルーベリーやカシスの香りに、ブラックペッパーやコーヒーのニュアンス、豊かな果実味とほどよいタンニンが特徴的な、コクのあるまろやかな味わいの赤ワインです。

カルメネールというブドウ品種を聞き慣れない方も多いかと思いますが、古くはフランスのボルドー地方で栽培されていた品種です。現在はボルドー地方ではほとんど栽培されていませんが、チリで栽培に成功しており、チリの主要ブドウ品種として注目を集めています。

そんな「コノスル カルメネール ビシクレタ レゼルバ」は、コクのある旨味豊かな肉料理と抜群の相性です。たとえば、デミグラスソースのハンバーグやビーフシチュー、ビーフストロガノフなどの料理とよく合います。

和食ではすき焼きや豚の角煮など、甘辛い味付けのコクのある肉料理と相性良好です。家庭的な料理にもぴったり寄り添ってくれるので、デイリーワインとして重宝する1本と言えるでしょう。

まとめ

前回の記事の続編として、「コノスル」のワインをブドウ品種別に4本と、それぞれに合う料理をご紹介しました。

どれも手に取りやすい価格ながら驚くほど高品質です。また、前回の記事や今回の記事で紹介した「コノスル」シリーズのワインは、どれもブドウ品種ごとの個性や特徴がよく現れているため、さまざまなワインを試しているうちに、自分の好みのブドウ品種が見つかることもあるでしょう。そうすれば、あなたのワインライフは一層楽しいものになるはずです。

ぜひこの記事を参考にしていただきながら、「コノスル」のワインと料理との美味しいペアリングを堪能し、充実したワインライフをお過ごしくださいね。

石関 華子

埼玉県出身、高知県在住。一児の母。
㈱三越(現:㈱三越伊勢丹)日本橋本店の洋酒担当を経て、2016年、日本ソムリエ協会認定ワインエキスパートの資格を取得。 現在は高知県内のワイナリーのアドバイザーやワイン検定の講師を務める一方、ワインに関連する記事やコラム等の執筆も多数手がけています。
2019年、日本ソムリエ協会高知支部副支部長に就任。 石関 華子の記事一覧 

新着口コミ

もっと見る

ワインペアリングを楽しめるお店、レストランを探す

都道府県から探す