ペアリングワイン

実は流行の最先端!? 現役女子大生が好むワインとは?

平成に入り日本国内のワイン消費数量はどんどん増え、平成元年から現在を比較するとワインの消費量は3倍以上に増加しました。

この第7次ワインブームの到来で、日常的にワインを飲む方も増えてきましたが、それに伴い20代の若い方の間でもワインが日常的に飲まれるようになってきています。

今回は、そういった若い世代の流行の最先端を行く、現役女子大生にヒアリングを行い、現役女子大生に好まれるワインについて探って行きたいと思います♪

調査は私の妹を含む現役女子大生複数名を対象に、好みの味わい・ワインを選ぶポイント・どういった時/場所でワインを飲むかについて、ヒアリングを行いました。

女子大生好みのワイン その1
〜酸味と果実味がしっかり感じられるワイン〜

ワインの味わいについては、酸味がしっかり感じられる華やかなワインが人気です。

白ワインについては、品種で言うと華やかで甘い香りが特徴のリースリングやゲヴェルツトラミネール、ハーブの香りと酸味がしっかり感じられるソーヴィニョンブランなどが挙げられます。

また産地で言うと、世界各国の銘醸地に加え、海に囲まれた島国のワインも好評です。イタリアのシチリア島やギリシャのワインは暖かい地中海に囲まれてつくられているワインの割には酸味がしっかりしていて果実味もあり、女子大生のお口に合うようです。

酸味と言えばドイツやフランスのアルザス。北の産地でつくられるキリっとした酸としっかりとした残糖感が感じられる、甘くて酸っぱいワインがとても人気です。

赤ワインについては、全体的にタンニンが優しく果実の香りが広がる華やかなワインが人気。酸がしっかりと感じられて果実の華やかな香りが高い、フランスのブルゴーニュやニュージーランドのピノノワール、そしてドイツのシュペートブルグンダー。フルーティーかつ微発泡でさっぱり飲めるイタリアのランブルスコや、キャンディーのような甘い香りのする日本のマスカットベーリーAなどが人気です。

そしてパンチの効いたロゼワインもとても好評。色が濃いめで酸味と果実味がしっかり感じられるロゼワインは、幅広いお料理と相性が良く、女子会でも大人気。ボトル1本を注文し、アペタイザーからメインまで、お魚からお肉まで楽しめるという事で女子会使いにピッタリです。

味わいについて総じて言えば、ずばり!現役女子大生にはフルーティーで酸がしっかり感じられる、そしてほのかに甘みのあるワインが好まれます。酸度が高いワインの代名詞と言えるのが、皆さん大好きシャンパーニュですね。

普段使いではお財布的に手が出せないシャンパーニュですが、最近はお手頃な価格でのシャンパーニュフリーフローや、ホテルのアフタヌーンティーで最初の乾杯をシャンパーニュで、といったプランが増えており、女子大生もシャンパーニュを飲む機会が増えています。

普段は飲めないシャンパーニュですが、お誕生日や特別な日にはシャンパーニュでお祝い!といった文化が徐々に広まりつつあります。(ちなみに私の妹は20歳の誕生日にシャンパーニュでお祝いしたため、良いお酒の味を知ってしまって大変です・・)

女子大生好みのワイン その2
〜映える!ワイン〜

現役女子大生たちはSNS用の写真撮影の技術に長けており、プロ並みの写真を撮影・加工して情報発信をしています。そんな時に重要なのが、「写真映え」。女子大生たちにとって、「映えるワイン」というのがワイン選びのポイントになっています。

◆映えるワイン その1 〜エチケットが可愛い〜

ワインボトルに貼ってあるラベルの事を「エチケット」と呼びますが、このデザインが「映えポイント」のため、可愛くオシャレなエチケットのワインが女子大生に人気です。最近はユニークなデザインのエチケットを採用しているワイナリーが多数あるため、ワイン選びも楽しいですね♪

◆映えるワイン その2 〜色が可愛い〜

グラスに注いで映えるのが、ピンク色で可愛いロゼワイン。ロゼワインでもサーモンピンクの淡いピンク色から、ラズベリーのような濃いピンク色まで幅広い色調のタイプがありますが、グラスに注いだ時により映える、濃いピンク色のロゼワインが特に人気です。

女子大生好みのワイン その3
〜オーガニック、ナチュラルワイン〜

美容と健康に対して意識高めの現役女子大生たちが女子会に選ぶお店は、オーガニック野菜やヘルシーなお料理が楽しめるオシャレなレストラン。食事はもちろん、それに合わせて楽しむワインもヘルシーにしたい!ということでオーガニックワインやナチュラルワインにも注目が集まっています。

ぶどうのピュアな味を楽しめるオーガニックワインやナチュラルワイン。個性的でユニークなワインが多く、それらを扱っているレストランもこだわりのあるお店のため、お料理とワインの素晴らしいマリアージュを提案してくれるお店ばかり。ワインについてあまり知識がなく不安・・といった女子大生たちも安心して楽しめるんですね♪

まとめ

現役女子大生に好まれるワイン、いかがでしたでしょうか?

「ワイン=高くて難しい、オトナの飲み物」というイメージが持たれがちですが、流行に敏感で美容と健康に対して意識高めなグルメ女子の間では、ワインが当たり前の飲み物になってきています。

カフェで女子会もとっても楽しいですが、イタリアンバルでオーガニックワインを片手に女子会、なんてオシャレ女子が増えているのは頼もしいですね。

以上、「女子大生に好まれるワインについて」でした♪
若い世代とワインを楽しまれる際の参考になれば幸いです。

Nanako Kondo

7wines.(セブンワインズ)代表
JSA認定 ワインエキスパート
「ワインを通してこころもからだも健康に」をテーマに、ワイン会等のイベントやワインをもっと楽しむためのセミナーの開催、からだに優しいナチュラルワインのご紹介等の活動をしている「7wines.」代表。
学生時代にアメリカへ留学した際、ナパバレーを訪れ、そこからワインの世界に心酔。イタリアワインを中心とした世界のワインを広める活動を通し、「グラスワインを片手に学びあう」コミュニティを立ち上げるなど幅広く活動中。 Nanako Kondoの記事一覧 

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