ペアリングワイン

【味覚の相性】恋人にするなら酒レベルが近い相手、結婚するなら食事レベルが近い相手

おなじ釜の飯を食った仲…という言葉があるように、食事をともにする相手は、特別な関係です。 家族だったり、恋人だったり、友達だったり。

仲良くなりたい相手には、まずは「一緒にごはん行こうよ!」「一緒に飲みに行こうよ!」と誘うのが定番ではないでしょうか? 

だからこそ異性を見極めるうえで、食事の相性と酒の相性はとても重要なポイント!

レストランでゆっくりディナーのつもりだったのに、相手が10分で完食!とか… こっちはシラフなのに相手がべろべろに酔っぱらっちゃって、せっかくの二人の時間が介抱で終わった!とか…。 もちろん逆のパターンもあり得ます。

飲食の時間を問題なくすごせる相手とでないと、恋も結婚もうまくいかないのではないでしょうか?

私が個人的に思うのは、
恋人にするなら酒レベルが近い相手
結婚するなら食事レベルが近い相手
です!

なぜなら食事は毎日のことだけど、お酒は特別なシチュエーションであることが多いから。たとえ毎日お酒を飲むという人でも、気になる異性とのお酒だと、いつもより舞い上がってしまうのではありませんか?

政治の世界でも使われている裏技『ランチョンテクニック』!

一緒に食事をして親睦を深める…

心理学の世界では、この技を『ランチョンテクニック』と呼んでいます。

政治の世界でも、外交手段としての晩餐会は必ずといってよいほど行われますね。

安倍総理もオバマ前大統領と親密な関係を築くため、こぢんまりとしたお寿司屋さんにオバマ氏を招待して話題になりました。

人間は料理、特においしいものを食べている瞬間は、警戒心が解けてしまっている状態です。

また、ずっと口を動かしていることも大きな要因。集中力が分散して緊張がほぐれ、リラックスにつながります。

さらにお酒を飲むと、酔って気分が高揚するので、何倍も効果がでます!

そこで多少ハードルの高い話をしても、食事中でないときより心のハードルが下がっているため、互いに話を聞き入れやすい。あるいは、いつもより好意的に聞いていられる。

逆にあんまり不快な話をすると、『飯がマズくなる!』なんて言われちゃったり…(笑)

飲食は心とセット、これがポイントです!

レストランでゆっくりディナーのつもりだったのに、相手が10分で完食!だったら、私も完食!もしくはゆっくり食べて!…となれるのが理想の結婚相手!

ここで指摘する『食事レベル=食事の相性』とはなんぞや?

それは言うまでもなく食事の『質』と、もうひとつ『スピード』の問題。

たとえ相手が10分完食であろうとも、極論、一緒に食事できればなんでもいいというカップルもいるでしょう。

それでもやっぱり、同時に「いただきます」をして「ごちそうさま」を言うのが、気を遣わずに楽ってものです。

ついでに「おいしい!」の幸せも同時に共感できると、距離がちぢまります。

食事は、一日に何度も通る道。

最近は日に一回も一緒に食事できない夫婦も多いのですから、たまの食事くらいは楽しく仲良くすごしたいですよね。

それでも、たかが自宅の夕飯だと、男性は無言の早食いさんが多い。一方、女性はのんびりとおしゃべりをしながら食事することを好みます。 けれど毎日それにつきあうのは大変すぎる…お互いに!

リラックスしたい食事中、無理に相手のペースに合わせるのは地獄です(笑) だからこそ、結婚するなら食事レベルがおなじ相手の方が良いのです。

相手だけ酔っぱらっって、せっかくの二人の時間が介抱で終わった!…でもそんな部分を見せるということは、脈ありか?!と、もっていかせるのがお酒パワー!

お酒には、食事だけではできないことを解決する力があります。

例えばシラフよりも本音が出やすい!ふわっとした気分になって、大胆な行動に出られることもある(笑)

お酒は話題やテンションを恋愛に傾けやすいと私は思っています。

酔っぱらってもじもじしている人は、男女問わずカワイイ!恋人だと、いつもよりかっこよく見えたり(笑)、ほめたくなったり、妙に触りたくなったり、大事にしてあげたくなってしまうのは私だけでしょうか?

注意しなければならないのは、『お酒レベル=飲酒量・酩酊度』が合わず片方が飲みすぎた場合、酔っていない方に迷惑をかけて終わる、という点です。これは最悪のパターンですね(笑)

酔っていない方がずっとジュースでシラフだったりすると、酔っぱらった方の恥ずかしい場面を、しっかり記憶されてしまいます。 それで百年の恋も冷めた! という友人の話は多いかも(笑)

酒は飲めども飲まれるな…これさえ守れば、恋人には酒レベルが近い相手を選んだ方が、長く恋が冷めないのではないでしょうか!?

まとめ

食欲と性欲は密接に関係していると言われています。

脳で快感をつかさどる神経をA10神経と呼ぶそうで、食べ物がおいしいときやセックスをしているとき、このA10神経が活発に反応します。

チョコレート一粒を食べたときの脳の快感度は、キスをしたときよりも大きい…なんて研究報告もあります。

私は、恋人にするなら酒レベルが近い相手、結婚するなら食事レベルが近い相手かな。

皆さんはどう思われますか?

鈴木 桃

フレンチ接客経験10年。
お酒大好き!お料理も大好き!すなわちキッチンドランカー(笑)
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